【症例】膝裏の外側に痛みを感じて来店された野球部の高校生の例

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こんにちは、東京都府中市のスポーツ整体院めんてなの倉持です。

先日、膝裏の外側に痛みがあり、しゃがむ時にいやな感じがするという野球部の高校生が来店されました。

この部位の痛みに悩まされる方は多いと思います。

膝裏の外側の痛みとは

膝裏の外側(今回は左脚)に症状が出始めたのは1ヶ月ほど前、整形外科を受診したところ腸脛靭帯炎(ランナーズニー)と診断を受けたようです。

腸脛靭帯炎は確かに膝の外側に痛みが出るのですが、症状を詳しく聞いているとなんとなく違うような感じを受けました。

<膝裏に近い
しゃがむと挟まれるような感じ
接地よりも離地の時が痛い

という症状と、動きの確認から大腿二頭筋の腱炎の方が可能性が高いかなと評価しました。これはあくまで評価であり、診断ではありません。

が、こちらの方が動き的にはつじつまがあうので、この症状に合わせた施術を行っていきました。

既往歴

スポーツをしていると急に痛みが出るケースが多いですが、実は過去のケガが原因で積もり積もって痛みが出たというケースも珍しくありません。

もちろん捻挫や肉離れはその瞬間にケガをしたから突発的と思われますが、どこかをかばってきたことによってバランスが悪くなってしまったということも考えられます。


彼の場合は、

●中学生で腰椎分離症の疑い
●一年前に腰椎分離症と診断
●3ヶ月前に逆脚のハムストリングス(右脚)の肉離れ

をしていました。


さらには今回痛みが出た膝(左脚)は小学生の頃にオスグッドになったことがあるようです。確かに体はとても大きいです。

よくよく膝を見ていると、反張膝になっており、ひざ下も少し外側にねじれています。


ということで、おそらく、

なんらかの原因で左脚が反張膝+ひざ下の外旋が起こり、膝に負担がかかりやすくなっていた
→右ハムストリングスの肉離れにより左に負担がかかった
→復帰して走り始めたところ負担がかかった左膝に痛みが出た

という流れで症状が出たのかなと推測することができました。

膝周りのアライメントの調整

まずは膝周りのアライメント調整です。


やることは、

・ひざ下を外に引っ張っている太もも裏の外側を緩める
・太もも裏の内側を使えるようにエクササイズ

という二つの方法で、まずはねじれてしまったひざ下が内側に動きやすく調整します。


そのあとに太ももの前側の内側(内側広筋)に力が入りづらかったので、抵抗をかけながらトレーニングをして意識しやすくしていきます。

オスグッドを経験していると、痛みで踏ん張りづらくなってしまうので、もしかしたらそれも原因の一つにあるかもしれません。


最後に逆脚(右側)の股関節が硬くて、内側にひねることができなかったのでそのストレッチをしていきます。

宿題として、左膝の前側のトレーニングと右脚の股関節のストレッチを教えて終了です。


終わったあとの歩いている姿を見ている限りでは、しっかりと地面を蹴って歩けていますし、下までスムーズにしゃがみこむことができているので大丈夫かなと思います。

ただ、体は元の位置に戻ろうとしますので、宿題をしっかりとやっておくことが非常に大事になってきますね。

次回、きた時にどこまで状態をキープできているかが楽しみです。

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    投稿者プロフィール

    倉持江弥
    東京都府中市のコンディショニングサロンめんてな代表の倉持です。体のゆがみを整えて、楽に動ける体作りをサポートします。

    初の著書|太鼓打ちのための身体の整え方 〜呼吸・体幹編〜

    初めての著書

    打ち込む力を引き出す!太鼓打ちのための身体の整え方
    〜呼吸・体幹編〜

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