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私が開業した理由

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体のスペシャリストを目指して

子供の頃から漠然とトレーナーのようなものに憧れていましたが、明確にトレーナーという職業を目指したきっかけは、大学入学と同時に始めたアメリカンフットボールの影響がとても大きいです。

アメリカンフットボールは日本ではあまり馴染みがありませんが、アメリカでは最大の人気を誇るスポーツ。その特徴は役割を細分化して、それぞれがスペシャリストとして働くので誰でも活躍の場があるのです。

それは選手に限らずスタッフも同じ。


監督、コーチ、マネージャー、分析スタッフ、トレーナーと、一つのチームには様々な役割を持ったスタッフが集結し勝利を目指して仕事をこなします。

その中でもトレーナーの役割は、選手がつねに万全の状態で練習や試合に臨めるようにトレーニング指導から体のケアまでを担当します。

小さい頃から体のことで悩んでいた私にとっては神のような存在でした。


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ここで少しだけ幼少期の話しをしていきますと、子供の頃の私はとにかくその場に3秒といないくらいのヤンチャ坊主。

昔の写真ではいつも絆創膏がどこかに貼ってありました。
■鳥を追いかけて石階段の二階部分から転落
■兄と相撲をしていて両肩を同時に脱臼
■砂利道での自転車レースで転倒→大流血

まだまだたくさんありますが、これ以上書くと「この子大丈夫?」と思われてしまうのでこれくらいにしておきます(笑)

しかも身長はいつも小さく前から4番目より後ろにいったことはありませんが、スポーツが大好きだったので毎日がスポーツ漬けでした。

体が大きい仲間にどうやって勝てばいいのか、兄と二人で腕立て伏せやスクワットをやっていた時期もありました。

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そんな私が身体のスペシャリストであるトレーナーさんに出会ったのですから、興味を持たないわけがありません。

ケガへの対処、体を大きくするには、脚を速くするには、集中力を高めるには、試合で活躍するために必要と思われることはなんでも質問していましたが全てに明確な答えを示してくれたので実践し成果を肌で感じることができました。

そして『卒業後はトレーナーになる』という決心をしたのです。


大学卒業と同時に入学したトレーナーの専門学校はとにかくハードでしたが、本当に充実した日々を送ることができました。普通の専門学校では授業がメインですが、私が行っていた学校はとにかく実習(インターン)がメイン。

2年間のうち1年半は授業が午前中で終わり、午後と土日は毎日が実習。

私が行っていた実習先というのが、個人能力で勝負することが売りの専修大学のアメリカンフットボール部だったのも、私にとってはとても勉強になりました。

専修大学時代

ヘッドトレーナーがいるものの基本的には口出しをせず、私たちの好きなようにやらせてくれます。イコールすべてが自分の責任。学生時代から責任を持たされるということはなかなかありませんよね。

2年次には関東選手権の決勝まで行くことができたのは、私の中でもある種の達成感を得た瞬間でもあります。

2度の渡米

卒業を直前に控え、渡米のチャンスが巡ってきました。本場アメリカの最高峰であるNFL。その下部組織のリーグで数名のインターントレーナーを募集するという情報を入手し、即決で応募。

1ヶ月間のキャンプに飛び込みで参加する機会を得ました。

初めて見る生の黒人の動きは見とれてしまうほど滑らかで力強く、毎日が刺激でいっぱいです。


どんな生活をしていたかというと、

5時 起床・食事
5時30分 ホテルを出発・練習の準備(グランドまで車で1時間)
8時~10時30分 練習・片付け
12時30分 昼食・選手のケア
14時 ホテルを出発
15時30分~17時30分 練習 
18時30分 夕食・選手のケア
20時 インターントレーナー勉強会

と、全ての業務を終えて部屋に戻るのは21時頃。そこから学んだことの復習を仲間としたり英語の勉強をして深夜に就寝。ほぼ1ヶ月間これの繰り返し。

ちなみに外人と同じ食事をしていたら1ヶ月で5kg増えてしまいました。バイキング形式なんですが、鶏肉・豚肉・牛肉のローテーションにケーキやトッピングも豊富で、飲み物はペプシかファンタでしたから。ご愛嬌ということで。


ここではトレーナーのイロハだけでなく、プロの世界で生きていくことの厳しさも身を持って実感しました。

最初は70人以上いた選手も1週ごとにカットされ、最終的には45人に。昨日いた選手も次の日にはいない、でもそんなことを気にしている選手は誰もいません。

明日は我が身だから。カットされたくないからケガを隠す、でもトレーナーとしては食い止めなければいけない。苦い思いもあります。

NFLEL③

帰国後はフィットネスクラブのインストラクター、高校生のコーチをしながら、自身も社会人リーグで選手復帰。

そして、翌年もう一度海外に行くチャンスを得ました。次のチームは、ハワイのインドアプロフットボールチーム。ここでは1シーズン帯同しました。

前回はキャンプのみでしたが、今回は1シーズンの帯同。

どこから来たともわからない日本人ですから最初は相手にされませんが、コミュニケーションを取れるようになるにつれて信頼されるようになってきました。


一つおもしろいエピソードがありました。

ある選手にテーピングをお願いされたのですが、最初は希望通りにすることができず「もういい」と言われてしまいました。

それが悔しくて、テーピングの角度など調べ直しました。翌日、同じ選手がもう一度テーピングをお願いにきました。

今度は希望通りに巻けたようで、笑顔で「Thanks!」とハイタッチをすることができたのです。

失敗しても次のチャンスを与えてくれることに、とても感謝したことを覚えています。

ちなみにハワイにいたときに空き巣に入られ一文無しになってしまったので、当時の思い出の写真や品がほとんどありませんが、これもいい思い出ですね。

帰国、そして、、、

2004年9月に帰国後は、社会人や大学生チームのトレーナー、パーソナルトレーナーとして活動を始めました。

実は少しだけ選手兼任をしていたりもするのですが。

IBM

当時パーソナルトレーナーはフィットネスクラブと契約をして、フィットネスクラブの中での活動がメインでした。

フィットネスクラブでのパーソナルトレーニングは、基本的にマシンやバーベルでの指導が中心。

お客さまとの会話でよく出る膝の痛み腰の痛みを解消してあげることは、なかなかできませんでした。

その後も、仕事をしながら早稲田の大学院に在籍して研究をしたり、ドイツに行ってトレーニングの知識を深める中で、自分の中で目指すスタイルというものが固まっていきました。

それは、
「痛みを取るだけでなく、動けるようになることが大事」
という点です。


接骨院やマッサージに行けばその場での痛みは取れるかもしれませんが、立ってみるとあんまりしっくりこない、翌朝起きてみると揉みかえしなどでさらにダルイ感じがする。

運動が体にいいからといってフィットネスクラブで動いても、自己流でやっていては逆に痛めてしまいそう。

この2つの問題を解消するためには、この両方を取り入れたスタイルが一番です。

そして、トレーナーという仕事はまさにこの2つをうまく組み合わせて、「動ける体」にしていくプロなんです。

このように「動ける体に調整する」ことをコンディショニングと呼んで、日々の体のメンテナンスの重要性を伝えています。

2011年6月、念願かなってこの府中という土地に根を下ろすことができました。人の体は十人十色、日々修行と思っています。

あなたが生き生きと毎日を過ごせるように、これからも精進を続けていきたいと思っています。

ストレッチ&コンディショニングめんてな
代表 倉持江弥



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