腰椎椎間板ヘルニアとは
腰椎椎間板ヘルニアは腰痛の方のうち2~3割くらいの方が発症すると言われています。中にはヘルニアが出ていても痛みを感じないときもあるので、潜在的にはもっと多いようです。
人間の背中は26個の骨(頚椎:7個、胸椎:12個、腰椎:5個、仙椎:2個)が積み木のように重なっていますが、骨と骨の間にあってクッションの役割をしているのが椎間板です。
本来、椎間板は骨と骨の間におさまっていますが、なんらかの理由により椎間板が変性して飛び出し神経を圧迫すると、腰や足に激しいしびれや痛みを引き起こします。この症状のことを「椎間板ヘルニア」と呼んでいます。
腰椎椎間板ヘルニアが起きる原因
■無理な姿勢による背骨のゆがみ
■加齢による体内水分量の減少
(赤ちゃん90%⇒70歳65%)
■過度の運動
■筋力不足
■柔軟性の低下
などが考えられます。
運転時間や座り作業時間が長いと、腰への負担は大きくなります。
椎間板ヘルニアの症状はどの部分の椎間板が本来の位置から飛び出して、神経を圧迫しているかによって異なります。
■L1/L2の腰椎椎間板ヘルニア
腰の上あたりに痛みが出ることが多い
■L2/L3の腰椎椎間板ヘルニア
脚の付け根や鼠径部の痛み・だるさ・しびれ
■L3/L4の腰椎椎間板ヘルニア
太ももの前側の痛み・だるさ・しびれ
■L4/L5の腰椎椎間板ヘルニア
お尻から太ももの横・膝の下・すねの外側の痛みやしびれ、足首があげられない
■L5/Sの腰椎椎間板ヘルニア
お尻・太ももの裏・かかとから足裏・足小指の痛みやしびれ
L4/L5のヘルニアがよく起きる部位です。
腰椎椎間板ヘルニア進行例
1.腰の痛み(ぎっくり腰など急な場合も)
2.おしり、太もも、足裏など下肢のしびれ
3.歩行困難(つえ、車いすを使用)
4.排尿困難
腰痛や坐骨神経痛だけでなく、足の知覚障害や筋力低下などが起きることもあります。
また、ヘルニアを起こしている方の中には、すべり症や脊柱管狭窄症を起こしている方もいます。
腰椎椎間板ヘルニアの治療について
腰椎椎間板ヘルニアと診断された場合、コルセットや鎮痛剤で痛みを和らげていく保存療法、ブロック注射、手術と言う選択肢となります。
ヘルニアの進行度合いによってどの選択をするかは医師の判断によると思います。手術は少なからずリスクがあるため、よほどのことがない限りいきなり手術になることはありません。
しっかりと医師と相談して決めるようにしてください。
めんてなでできること
めんてなにいらっしゃる方の場合、保存療法を選択したけど何をしていけばいいかわからない方、手術をしてリハビリ期間が終わったけど疲れがたまってくると腰が重くなってくる方などが来店されています。
保存療法を選択された方の場合
腰椎椎間板ヘルニアの症状が出る方の多くは、偏った姿勢による長年の生活が原因であることが多いです。
■腰を反ってしまって筋力的に弱くなってしまった
■猫背が強い
■骨盤の歪みが強くなっている
特に胸郭(肋骨)と骨盤の歪みが見られるとその間に位置する腰に負担がかかります。まずは骨盤と胸郭の歪みを整えて、いい姿勢の土台を作ることが第一です。
その次に体幹部を安定させるエクササイズや可動域を広げるエクササイズにより、腰部にかかる負担を減らして症状を緩和します。
手術後の硬直感や腰の重さでお悩みの方
手術をして腰まわりの痛みが抜けたとしても、その腰椎の変形を生み出してしまった原因を戻さなければ、また元の痛みが出てしまう恐れがあります。
痛みがなくなることでいい姿勢をとることができ、腰痛から解放されることが理想です。が、痛みが落ち着いたからと今まで同じような生活をしてしまっては元も子もありません。
腰にかかる負担を減らすストレッチや、体幹を強化するトレーニングで体を芯から強くしていきましょう。
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