クリケットバットでどんな効果が期待できる?大谷選手の好調の裏側に迫る

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こんにちは、めんてなの倉持です。
ドジャースの大谷選手の打棒が止まりませんね。

なかなかホームランが出ないと言われながらも、一号ホームランを打ってからは5戦連続のマルチヒット。
しかも今日に至っては3安打、1HRですから。

手術したばかりだし、開幕時にいろいろあった中でここまで上げてくるのは流石とした言いようがありません!


そんな中で、今日のスポーツニュースではこんな見出しが出てましたね。

「”クリケットバット効果”で絶好調モードに突入」

日本ではあまり馴染みがありませんが、世界的には3億人以上の競技人口がいると言われるクリケット。
2028年のロスオリンピックの追加競技にも選ばれたことでも今話題となっています。

そんなクリケットのバットを練習に取り入れたことで確変モードに突入したのだとか。
クリケットバットと野球のバットがどう違うのか、など気になるところを調べてみました。

野球バットとクリケットバットの違い

クリケットを見たことがない人も多いと思うので、まずはこちらの映像をご覧ください。

野球でいうところのピッチャー(ボウラー)やバッター(バッツマン)がいて、投げられたボールを打っているのがわかります。

細かいルールはこちらで詳しく解説されています。

広い平面で打つ意識

今回、注目すべきポイントがバットでしたよね。
野球とクリケットのバットを比較してみましょう。

左が野球のバット、右がクリケットのバットになります。


見比べてみると、野球のバットに比べるとクリケットのバットの方が平面で打つ面積が広いことがわかります。

どの方向にボールを飛ばしたいかは面の方向によって決まりますので、ちゃんとボールに打つ面を合わせる意識を持つこと。

これを意識づけるためにクリケットバットを取り入れて見たのではないでしょうか。

余計なリストの動きをおさえること

もう一つ考えられることは、余計な手首の捻りをおさえること。

円柱状のものですと手首の捻りが入ることで、バットの軸を中心にした回転運動も起こりやすくなります。

”野球の打撃におけるバットのローリング”より引用

もちろん、こういった回転運動(ローリング運動)も必要ではありますが、意識しすぎると手首をこねてボールへのインパクトの大きさは弱くなる傾向にあります。

そのため、まずはバットをボールに直衝突させて最大限のインパクトを与えることを意識するための効果も期待できるのでは?

と考えています。

インサイドアウトの動きの確認

上の手首の余計な動きともつながる部分ではありますが、グリップの上側で握っているトップ側の肘の使い方の練習にもいいかもしれません。

バッティングに関していうと、基本的にはグリップが体に近いところを通って最後にヘッドを通すインサイドアウトでヘッドを走らせるスイングをイメージしているかと思います。


その時にトップ側の肘をできるだけコンパクトに通していくこと。

そのための骨盤や体幹の使い方なんかをイメージしやすくなるのが、平面で打つことでもあります。

面を合わせないといけないので、腕の動きのコントロールがとても繊細になります。その分だけいろんな動きの細かい部分まで意識しやすくなってくると考えられるでしょう。


オリックスのラオウこと杉本選手が使ったことで話題になったシークエンスバットなんかもその目的で使われているのではないでしょうか。

これも面を合わせることで余計な手首の動きをおさえてインサイドアウトのイメージを体にすり込むのが主な目的です。

意識だけではなかなか改善できないことでもあるので、どうやって体にすり込ませるか。

いろんなアイデアがあって面白いですね!

クリケットバットを使うことで

あくまでこのあたりのことは憶測で書かせていただきました。

●面で捉える練習
●手首の余計な動きをおさえる
●インサイドアウトの意識

いろんな競技で言えることですが、さまざまな競技のいいところを取り入れて練習をすると、これまでとは違った感覚を得られるというのはよくあることです。


山本由伸投手が槍投げの練習を取り入れてみたり、室伏さんが現役時代にはさまざまなトレーニングを取り入れたりされてましたよね。

特に感覚は人それぞれ違うものですし、自分の感覚に近い練習方法を取り入れてみると、より感覚が鋭くなってきてパフォーマンス向上につながるかもしれません。

ということで、これからの更なる大谷選手のご活躍が楽しみですね!

フォローよろしくお願いします!

投稿者プロフィール

倉持江弥
東京都府中市のコンディショニングサロンめんてな代表の倉持です。体のゆがみを整えて、楽に動ける体作りをサポートします。

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