プロ野球選手の自主トレーニングキャンプ in 沖縄 Day.2 午後

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午前中は三人のトレーナーが各自の弱点克服のためのプログラムを3時間かけて実施しました。普段使わない(使えない)筋肉を使えるようにするため、いつもとは違う負荷が体にかかっています。

食事を挟んで午後の練習を開始。午後はシートノックやフリーバッディングなど実際の野球の練習です。

午前中にコンディショニングを行っているため、動きを確かめながら実践練習を進めていきます。大きな負荷がかかっていたわけではないため、肩の軽さや股関節の動きやすさが実感できるようです。


今回のキャンプではコーチが4人いますが特にコーチからの指示などはありません。

コーチの役割は教えることではなく、アドバイスを求められた時に進むべき道を示してあげること。そのためにコーチがやっていることは、

とにかく見る

これに尽きるそうです。もちろんコーチはプロを経験した人なので、口に出して指示したいことも多々あります。それでも選手がそれを自分の考えの中に落とし込める状態になっていなければ、あまり意味があることではありません。


選手もプロです。甲子園や大学で活躍するなど、ここに至るまでに様々な経験を積んでいます。

試行錯誤して今の状態があるわけですから、コーチがアドバイスしようとしたことはここまでで試したけどうまくいかなかったことかもしれません。

だからこそ、コーチは我慢するのです。


選手自身が今、求めていることを言葉で伝えられるようになるまで待つ。はっきり言ってしまえば、コーチからすれば言ってしまった方が楽です。仕事をした気にもなります。

でもそれでは選手のためになりません。プロの世界でやっていくには自分で考えて一つ一つクリアしていく事が何よりも大切。その過程を教えることがコーチなんですね。

このプロジェクトに参加しているコーチからしても、トレーナー、選手、コーチと三位一体になって行う今回の合宿は非常にタメになると聞きました。

コーチが思っている技術的な弱点と、トレーナーから出てくる身体的な弱点はほぼ一致します。

選手自身は技術的な弱点を埋めるには技術の練習しかないと思っています。トレーナーからいくら必要なトレーニングをしましょうと言われても、技術とトレーニングは違うものという思いがあります。

ところが、実際にコーチが感じていることとトレーナーが感じていることが一致して、それを選手が理解できるととてもスムーズにトレーニングに移行することができるのです。

やはり体の動き方(ムーブメント)は技術の土台になるのだなと改めて感じました。


これはどの年代、どのカテゴリーの方でも同じです。

仕事の合間にスポーツをやる場合でも、学生が部活をやる場合でも。技術だけを追い求めても、その土台となる体がしっかりしていなければ技術の向上は限られてしまいます。

体の強さ(土台)を作り上げていくことで、今まで感じられなかった気づきを得ることができることもあります。それは練習だけでは感じられないことかもしれません。


仕事終わりや休日にスポーツを楽しむ方は、できるだけ練習や試合に時間を使いたいですよね。でも、そのうちの30分でもトレーニングやコンディショニングに時間を割けたら、これまで以上の質で練習や試合をこなせることも考えられます。

怪我を減らせる可能性も大です。スポーツに対する時間のかけ方を改めて考えさせられました。

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投稿者プロフィール

倉持江弥
東京都府中市のコンディショニングサロンめんてな代表の倉持です。体のゆがみを整えて、楽に動ける体作りをサポートします。

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