プロ野球選手の自主トレーニングキャンプ in 沖縄 食事編

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今回のトレーニングキャンプの特徴として、自分自身の可能性を広めることが挙げられます。その取り組みとして外せないものが栄養指導です。

プロ野球に入って最初は寮で生活をしますが、大卒ですと2年で寮から出ることができます。一人暮らしになった途端に食事が雑になるということはよく起きることです。

独立リーグの選手にとってはお金の問題もあるのでもっとシビアです。

食事の重要性

体を作り上げるために必要なことは、激しいトレーニングを重ねて休養を取るだけでは足りません。正しい栄養を摂れなければ体は回復しませんし、強くもならないのです。

例えばテニスのジョコビッチ選手は食事から小麦を抜くことで、驚くべき変貌を遂げたことは有名な話しです。

グルテンフリーという言葉はこの頃から急激に広まりましたね。


野球メシや野球で勝つための食事など、野球に特化した食事本も出ているほどです。

ここまで極端ではないにしても、結婚したことで食事が変わってパフォーマンスが上がった選手は多いのではないでしょうか。

体重制限があるボクシングや柔道などはその典型かもしれません。


今回の食事は栄養士さんの指導のもと、ホテルのスタッフと連絡を取り合いながら作られています。食事の内容を見て、足りないものなどがあった時は次の食事までに改善されるようにしていました。

これが初日の昼食です。まだ練習前なのでタンパク質が足りなかったと思ったのですが、そのあと栄養士さんがホテルスタッフと話をしていたのでそうでもないようです。

栄養士さんからもタンパク質の量を増やして欲しいという要望が出ていたようですね。

こちらが二日目の昼食。タンパク質の量も増え、とてもバランスが良くなっています。選手個々人とのヒアリングや練習量も考慮して、一人ずつ食事量をコントロールしていくのです。

食事のポイント

それぞれ彩り良く、とてもバランスがいいですよね。今回の食事でポイントとなる点は4つあるのかなと自分なりに考えてみました。

タンパク質をしっかりと

まずは筋肉の元となるタンパク質をしっかりと補給すること。スポーツ選手に限らず、一般の人にとってもタンパク質の摂取は筋肉だけでなく、肌や体調にも影響が大きいです。

ところが、タンパク質を理想通り摂ることは意外と難しいです。特に朝ごはんでは。


スポーツ選手では一日に(体重×2)gは積極的に摂りたいと推奨されていますね。70kgの人で一日に140gのタンパク質。

とはいっても一回の食事で消化・吸収できるタンパク質の量には限りがあります。そのため、何回かに分けて摂る必要があります。ここでおろそかになりがちなのが朝食。

●朝食でしっかりとタンパク質を摂っておくこと
●間食を計算に入れておくこと
●どうしても足りない時はプロテインを利用すること

サプリメントはどうしてもできなかった時のためにある、と思っておいた方がいいです。できるだけ自然食品から栄養を摂った方が体の機能は低下しないんですね。

唾液の役割、口で咀嚼する意味を理解しておくと、一食の重要性が身にしみると思います。

米を増やすよりも果物などで炭水化物を摂る

お米の量はそれぞれコントロールされていますが、食事ごとに必ず果物がついていました。練習量が増えるわけですから、当然エネルギーが必要になるわけです。

そのエネルギーの元となるのはもちろんお米ですが、米ばかりですと他の栄養が乏しくなってしまいます。

それよりも短時間でエネルギーとして吸収できる果物の方が、トレーニング期にはオススメと言えそうです。


今回食卓に上がっていたものは、キウイ、パイナップル、りんご、オレンジ、グレープフルーツ、イチゴと様々な種類がありました。沖縄だからこそ新鮮で美味しい果物が食べられたのかもしれません。

オレンジやグレープフルーツには疲労回復につながるクエン酸やビタミンCも豊富ですし、食欲増進の効果も期待できます。

一人暮らしをしていると、ついついお米に頼った食生活を送りがちです。こういった機会に果物を摂り入れる習慣をつけるのが大切なんですね。

お味噌汁

果物と同じようにお味噌汁も必ず食事にはついています。この椀物の役割も忘れがちですが、とても大切なんです。

お味噌は大豆を発酵させて作っているため、アミノ酸やビタミンが豊富に含まれています。

発酵させているためし消化吸収しやすいだけでなく、抗酸化作用があ流ので疲労回復や免疫力向上にも役立ちます。

お味噌汁の具としてはアサリやしじみ、わかめ、豆腐、揚げ、大根がありました。これらもビタミンや鉄分を手軽に摂取できる食材としてオススメですね。

生野菜

野菜は煮たり焼いたりして食べるだけでなく、生野菜で食べることも大切です。

人参やほうれん草に多く含まれるビタミンAは油と合わせることで吸収が良くなりますが、ビタミンB群やCは火を通すことで栄養の大半が抜け出てしまいます。

同じ食材でも食べ方によって摂れる栄養素が変化するため、様々な調理法のものを摂れるように心がけます。

ただし、生野菜は消化に時間がかかるため、吸収できないこともあります。体が冷えてしまうというデメリットもあります。

そのため、今回のように様々な調理方法で野菜をいただくのがバランスの良い食事にはオススメと言えます。






アスリートの食事で気をつけること

タンパク質が大事だからとお肉ばかりに頼ってしまうことも、体重を落とさないようにお米ばかり食べることもあまりいいことではありません。

◯◯ダイエット

というように何かに頼る食生活は、その場ではいいかもしれませんが徐々にバランスが崩れてしまいます。


お米は適量、果物と椀物を毎食入れる、野菜は生だけでなく様々な調理法で。

幸いにも日本には四季があるため、旬の食材を食卓に並べるだけでも非常にバランスの良い食事を摂ることができるのです。

一人ではなかなかここまで気をつけることはできませんが、少しでも何かのヒントになればいいですね。



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投稿者プロフィール

倉持江弥
東京都府中市のコンディショニングサロンめんてな代表の倉持です。体のゆがみを整えて、楽に動ける体作りをサポートします。

【国産素材】手づくり、無添加にこだわった体にイイ食事

”体にいい食事”を作ろうとするほど手間がかかってしまい
忙しい毎日の中ではどうしてもあざなりになりがちです。

せっかく食材を揃えたのに使いきれなかったら。

どれだけ忙しい中でも、毎日の「食事」は大切にして欲しい。
日々の食事に悩む生活から、食事を楽しむ生活にシフトするチャンスです。
日々を頑張るアナタを応援する、そんな存在になれれば幸いです。