前十字靭帯断裂の再建手術前にやるべき術前リハビリ
今日は1月始めにスキーで前十字靭帯を断裂し、2月始めに再建手術を行ったお客さまがいらっしゃいました。
『スキー競技で起きやすい膝前十字靭帯損傷のメカニズム』の記事でも紹介しましたが、スキーで前十字靭帯を断裂することはとても多いです。
先日のソチオリンピックではモーグルの伊藤みき選手や村田愛里咲選手、スロープスタイルの高尾千穂選手が前十字靭帯損傷の影響で棄権を余儀なくされました。
術前リハビリの大切さ
前十字靭帯を断裂すると、大体手術をするまでに1ヶ月ほど期間を空けます。この理由を知っておくと、術前のリハビリがどれだけ大切かがわかります。
- 関節内の腫れをおさえる
- 膝の可動域を回復させておく
- 筋力を回復させる
術前リハビリの目的は主に上記の三つです。
靭帯が切れているのに「可動域回復や筋力回復は無理でしょ」という声があるかもしれませんが、実は靭帯が切れただけだったらそんなに痛みは強くありません。
靭帯は関節を支えているだけのものなので、運動をすること自体は意外とできるんです。ただし、動きには最大限の注意を払って医師や理学療法士、トレーナーの指導のもと、慎重に行う必要があります。
これをしておかないと手術後の回復が遅くなってしまいます。手術をすることで関節がかたくなり、筋力が低下してしまうので少しでもそれらを防ぐことが大切。
術後のリハビリ
そして、術後も徐々に可動域訓練をしていく必要があります。
ここで注意することは、伸展可動域をしっかりと意識すること。屈曲可動域は術後3ヶ月で完全屈曲を目指せばよいのですが、完全伸展は術後6週ほどで取り戻したいところです。
その点を考慮したとき、今回の方は術前は特に指示がなく1ヶ月間ほぼ固定したまま。術後もリハビリはそんなに指示がなかったとのこと。
それで不安に思い、当店にいらっしゃいました。
実際に大きな病院ではない場合、膝の手術の症例が少ないところもあるのは確か。それを言ってもしょうがないので、失われた6週間を取り戻すために可動域の回復に努めます。
膝の伸展・屈曲などの可動域訓練はパートナーの補助があるほどスムーズに進めることができます。
また筋力回復のために膝の曲げ伸ばしを行いますが、このときの負荷をかけるのもパートナーがいると力の調節がしやすいという点が挙げられます。
まずは術後6週間での完全伸展、全荷重を目指しているところです。
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- 膝の手術をしたけど筋力が回復しない
- 手術をするのが不安だ
- 手術前と後に何をすればいいか知りたい
専門のトレーナーがマンツーマンで指導しますので、上記のようなお悩みがある方はお気軽にご相談ください。ご自宅でできる簡単なストレッチやトレーニングの指導なども行いますので安心して取り組むことができます。
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膝の外側に痛みが出ると、いつ痛みが出るかわからず不安になりますよね。もし少しでも不安を感じるようでしたら、お気軽にお問い合わせください。
正しいアライメント(骨格)を取り戻していつもの生活に戻れるようにお手伝いができれば嬉しいです。
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投稿者プロフィール
- 東京都府中市のコンディショニングサロンめんてな代表の倉持です。体のゆがみを整えて、楽に動ける体作りをサポートします。
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