プルシェンコ選手の腰痛から考える競技特性と腰痛の関連性

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ソチオリンピックが始まって1週間が経過しました。5時間の時差もなんのその、深夜でもテレビにかじりついて感動をもらっています。

昨日の男子フィギュアスケートでは、羽生結弦選手がショートプログラムでは史上最高となる101.45点を叩き出しました!すごいですね~。このまま金メダルまで突き進んでほしいものです。

そんな男子フィギュアスケートを引っ張ってきたロシア代表のプルシェンコ選手が、腰の故障を理由に棄権した姿が忘れられません。

直前の6分間練習でジャンプの着地をした直後に、腰をおさえて動けなくなっていました。実は前日の練習中に4回転ジャンプで転倒し、古傷を悪化させていたと話しています。それでも本番の直前まで自分を信じてエントリーしていました。

「着氷したときに右脚の感触がなかった」

とても怖い言葉です。男子団体に出場した際にはとてもきれいなパフォーマンスで、ロシアを優勝に導いていました。だからこそ今回の棄権は本当に危険を感じたんだと思います。

プルシェンコ選手の手術歴

今回の棄権は、昨年の1月に受けた腰の手術が原因と言われています。実は、昨年の腰の手術に限らずこれまでにプルシェンコ選手は何度も手術を受けてきました。

どれも選手生命に影響を与えるケガばかりで、満身創痍で臨んでいるのだということがうかがえます。

腰に関する手術

2005年 鼠径ヘルニアの手術

本来ならお腹の中にあるはずの腹膜や腸の一部が、鼠径部の筋膜の間から出てくる病気。プルシェンコ選手のトレードマークであったピールマンスピンが影響していたかはわかりませんが、これ以降ピールマンスピンは封印されたと言われています。

2010年・2011年 椎間板を焼く手術(腰椎椎間板ヘルニア)

2013年 人工椎間板置換手術(腰椎椎間板ヘルニア)

腰椎椎間板ヘルニアに関してはこちらの記事をどうぞ。

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膝や足に関する手術

2007年 左膝半月板の手術

2003年に氷の溝にはまって半月板を痛めてから2007年に手術。術後の経過が思わしくなく、この年はアイスショー中心の活動をしていました。

2010年 アキレス腱のう胞除去手術・半月板クリーニング手術

2011年 半月板切除手術

半月板に関してはこちらの記事をどうぞ。

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フィギュアスケートのケガのリスク

フィギュアスケートでの転倒シーンをご覧になったことがある方はわかると思いますが、硬い氷の上に叩きつけられる衝撃は半端なものではありません。

氷の上でスピードを出して、ジャンプを行うということは身体にとってとても大きな負担がかかります。

足首への負担

スケート靴のエッジの幅は3~4mm程度。この靴で跳んで着地しないといけないのですから、足首の捻挫は当たり前。高度な技を習得するほど、転び方もうまくなってくるのでうまく力を逃がすことができるようになります。

それでも、靴がひっかかったり使い込んで少しでもへたってくると、捻挫の危険性が増します。

膝にかかる負担

エッジが氷に引っかかって脚全体をねじることもあるので、膝にかかる「ねじれの力」もかなり大きいです。しかも着地の衝撃による膝への負担(特に緩衝材である半月板への)も考えられますね。

上に書いたようにフィギュアの靴は足首をしっかりと固定するため、すねの辺りまで紐で固定していますね。その分だけ膝の使い方が重要になってくるし、膝にかかる負担も増えてきます。

腰にかかる負担

「身体表現」という特性上、柔軟性は必須。バレエをやっている方を見ていただければわかる通り。その分、腰にかかる負担はハンパなものではありません。

しかも、ジャンプ→回転→着地ですから、転倒したらどこを氷面に打つかわかりません。腰を強打するリスクも高く、腰椎の圧迫骨折なんかも起きやすいケガと言えます。

ここまで満身創痍で競技に臨んできたプルシェンコ選手。引退を発表しましたが、今後どのような活動をされていくのでしょうか。まずは腰と膝をしっかりと治して、何年かあとにアイスショーで見ることができたら素敵です。

膝の痛みや腰痛解消に

やはり膝にねじれの力が加わったり、過度に腰を反らせすぎると身体のアライメント(正常な姿勢)が崩れてしまいます。バレリーナの見た目はとてもきれいですが、実は足首や腰に大きな爆弾を抱えています。

アライメントの崩れ(正しい姿勢ではない状態)があると、身体は痛みを感じてしまいます。

痛みの解消には膝関節のねじれを整えたり、骨盤や胸郭のねじれを整える必要があります。めんてなではアライメントを整えるリアラインという考え方をもとに、正しい姿勢や動作を習得することで痛みを解消していきます。

もし膝の痛みや腰痛でお悩みの方は一度ご相談ください。

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  • しびれる感じがずっと続いている
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    投稿者プロフィール

    倉持江弥
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