明治神宮で行われたスーパーよさこい2019が今年も無事に終わりました!
今年も無事に原宿表参道元氣祭スーパーよさこい2019のサポートが終わりました!
2013年からスタートして今年で7年目。最初はトレーナー8人体制でスタートしたものが、今では土日合わせて30人のトレーナーさんにご協力いただくまでになりました。遠くは秋田からわざわざ来てくれたトレーナーもいて、ありがたい限りです。
踊り子さんにとってビッグイベントですが、私たちにとってもビッグイベント。今年もたくさんのエネルギーをいただきました!
トレーナーとしての役割
私自身、スーパーよさこいに関わるまではよさこい祭りについてほとんど知りませんでしたが、実際に生で見てみるとあまりの迫力にびっくりしました!
特にスーパーよさこいでは、2日間合計8〜10ステージ+選ばれたチームは表参道の練り歩き(約400m)を行います。
踊っている時もハードではありますが、それ以上にハードなのが足袋での移動。コンクリートの上を歩いて移動しなければならず、チームをサポートしている方に聞いたところ二日間で6万歩!も歩いていたそうです。
足裏やふくらはぎに疲労が溜まってくると徐々に踏ん張りが効かなくなって、捻挫や足つりが出やすくなってしまいます。
また踊り子さんが着ている衣装は二重になっていて、汗をかくとかなりの重みが肩にのしかかってきます。その重みもありながら両手を振り回して踊っているので、肩や腕、腰の辛さを訴える踊り子さんも多いです。
私たちの役割は、
●できる限りケガが起きないように踊り子さんの疲労を抜いてあげる
●テーピングで動きやすいように固定する
●リラックスできる環境を提供する
ことだと思っています。
実際に足裏やふくらはぎをほぐした後に立ってもらうと、
「チョー軽い!」
「足袋が緩くなった」
「跳べるよ!」
といった驚きの声が飛び交います。この声を聞けるだけでも嬉しいですよね。
今年のテーマはSTOP!熱中症。昨年はあまりの暑さに熱中症で倒れる方が続出。今年はそうならないように、できる限りの対応をしようとTシャツにしてみました。
トレーナーの交流と育成の場として
もちろん踊り子さんの体をケアすることが一番の役割ではあるのですが、もう一つ私たちにはミッションがあります。それはトレーナーの育成と交流の場を作ること。
今回参加してくださったトレーナーの皆さんは、普段は接骨院や鍼灸院で働いている方、その勉強をする専門学校に通う学生の皆さんです。
院で働いているとなかなか外部の人と交流する機会も減ってしまいますし、学生さんにとって外部で実習する機会というのは限られてしまいます。
学生さんにとって、一日にこれだけたくさんの人の体や足を触る機会はおそらくありません。二日間終わった後には、指がパンパンになるくらいですから。
その分だけ充実感がありますし、何より踊り子さんの生のリアクションが見れるというのはモチベーションが上がりますよね。
みんなであーでもない、こーでもないと言いながら交流していると、新たな発見も出てきます。
一年でこの場でしか会わないメンバーでも、濃い時間を過ごしているからか、いつも会っているような感覚になってしまいます。不思議なものですね。
解剖のアプリを使いながら、実際に学生に指導しているところ。こういったことができるのも現場ならでは。
そして私も手術した膝に鍼を打ってもらって、一日に備えます。
今回は二日間で742人
毎年、利用される人数が増えてくるので、それに合わせてトレーナーの数を増やしていたら、ついに二日間で30名のトレーナーが参加することになりました。
今回、利用してくださった踊り子さんは77チーム742人でした。参加チームが110チームだったことを考えると、7割のチームが関わってくれたことになりますから嬉しい限りです。
利用者数 | トレーナー人数 | |
2013年 | 248人 | 8人 |
2014年 | 361人 | 8人 |
2015年 | 501人 | 14人 |
2016年 | 515人 | 14人 |
2017年 | 629人 | 土11人、日16人 |
2018年 | 719人 | 土14人、日16人 |
2019年 | 742人 | 土日とも19人 |
一年ごとに利用される方も、参加するトレーナーの数も増えているので本当に規模が大きくなってきたなと実感します。
そして、今回一番印象的だったのが、元氣祭大賞に「しん」の皆さんが選ばれたこと!
昨年は一緒にワークショップを開いたり、練習見学に行かせていただいたりと何かとご縁をいただきました。もちろん全てのチームの皆さんを応援しています!が、やっぱり「しん」の皆さんが大賞を受賞したと聞いて感慨深いものがありました。
代表の井上さん、踊り指導の土井さんと。本当にお疲れ様でした!
土日の参加メンバーと。トレーナーの皆さんの頑張りが、踊り子さんの力になったと思います。ありがとうございました!
来年はオリンピックの影響で10月の第1週での開催になることが濃厚なようですので、暑さはだいぶマシかもしれません。また、来年も踊り子さんのケアができるように私たち自身も研鑽していきたいと思います。
投稿者プロフィール
- 東京都府中市のコンディショニングサロンめんてな代表の倉持です。体のゆがみを整えて、楽に動ける体作りをサポートします。
最新の投稿
- トレーナー活動2024年8月28日今年も無事にスーパーよさこいのサポートが終了しました
- お知らせ2024年8月5日8月のオンラインワークショップ|テーマは『足』
- お知らせ2024年8月3日初の書籍「打ち込む力を引き出す!太鼓打ちのための身体の整え方」を上梓しました
- セミナー2024年6月5日今月のオンラインレッスン|テーマは呼吸 6月28日(金)20:45〜
初の著書|太鼓打ちのための身体の整え方 〜呼吸・体幹編〜
打ち込む力を引き出す!太鼓打ちのための身体の整え方
〜呼吸・体幹編〜
を電子書籍にて上梓しました。
”太鼓打ちのための”という表現になっていますが、野球やテニスといったオーバーヘッド種目、音楽をされている方など身体を使うすべての方に参考になる内容になっています。
これまで様々なチームで指導をしてきましたが、いいパフォーマンスを発揮するためには呼吸や体幹の動きを整えていくことが最優先なのではないか、という結論にたどり着きました。
いかに呼吸を整えることが大切か、体幹の動きを適切なものにするためにはどんなことが必要か、それらを一冊にまとめたものが本書籍になります。
ただストレッチやマッサージ、筋トレをしているだけでは身体を変えることはできません。
その前提としての呼吸の最適化であったり、体幹の動きの最適化をしていくことで、トレーニングの効果もさらに高まってきます。
「腰を痛めることなく動き続けたい」
「呼吸が浅いのをなんとかしたい」
「もっといいパフォーマンスをしたい」
という方におすすめの一冊です。