【セミナー報告】よさこいワークショップ第二弾「しなやかに動く体作り」を開催しました
今年になってスタートしたプロジェクト、ミライのよさこいに向けたスペシャルワークショップの第二弾が開催されました。
第一弾では、姿勢を整えるということで主に胸椎や足裏を中心にエクササイズを行いました。テニスボールを使った方法は一人でも簡単にでき、効果もわかりやすかったと感想をいただいております。
[st-card id=5984 ]今回は「しなやかな動きを身につける」ということをテーマに、主に回旋系(ひねり)の動きを中心に行いました。
少しトレーニングの要素を入れたためきつかったようですが、それでも皆さん楽しくエクササイズに取り組んでいただきました!
ひねりはどこから生まれる?
背骨には首から骨盤までで26個(頚椎:7、胸椎:12、腰椎5、仙骨:1、尾骨:1)の骨が存在します。
体をひねる時、どこをひねるように意識をしていますか?
ひねるといえば、腰。という方がほとんどではないでしょうか。ところが、腰をひねる意識が強すぎると、腰を痛める可能性が高くなってしまうのです。
実は腰は体をひねる運動には不向きな部位。回旋可動域は5つの腰椎を合わせても約5°ほどしかないと言われています。左右や前後の動きは得意なんですけどね。
では、どこでひねるのかと言いますと、、、
胸椎。肋骨がある部分ですね。胸椎は12個の骨が組み合わさっており、12個の胸椎で約35°というデータがあります。
「腰をひねろ」
という表現は間違いで、実際には胸椎をひねるというのが正解なんですね。
では、ここで無理やり腰をひねってみてください。
腰からひねろうとすると腰が反ってきませんか?腰をひねる動作が苦手なので腰を反ることで代償してしまい、できているように見せかけています。
回旋系の種目(野球やゴルフなど)で腰を痛めやすい原因の一つがこれになります。
胸椎からひねるようにするにはどうすればよいか。
下腹部とお尻をぎゅっと締めて(いわゆるピラーの姿勢)体をひねってみてください。こうすると腰を反ることができないので腰でひねることができず、自然と胸椎でひねる練習ができます。
ただし、胸椎を動かすことに慣れていないとうまく動かすことができませんので、胸椎を回旋するストレッチを行うことが必要になってきます。
胸椎を回旋するストレッチ
ポイントはやはり下腹部とお尻を締めておくこと。腰の部分が動いてしまうと、胸椎から動かすことができません。
今回、行ったストレッチは例えば以下のようなものがあります。
胸椎を伸展させて背中をピンとするストレッチです。
ストレッチというと、背中を伸ばした姿勢で何秒かキープするものを想像すると思いますが、動かしながら行うダイナミックストレッチの方が効果的。
その理由は自分の力で動かしているから。
ただ伸ばしているだけでは、筋肉自体に動きはありません。ただ筋肉が柔らかいだけでは、それぞれを協調して動かしたい時にうまく働いてくれないんです。
股関節まわり、体幹、肩甲骨まわりは可動域をしっかりと意識しながら力まずに行うダイナミックストレッチを行うことをお勧めします。
もう一つがこちらの回旋系のストレッチ。
下半身と腰部を自分で固定した状態で、胸椎から後ろに倒すように意識して行ってください。重力にまかせてだらっと行えると、より効果的かなと思います。
最初は力任せにやっていた印象を受けましたが、回数を重ねるごとに力が抜けてスーッと体をひねることができていました!
「お〜」
最初と比較すると、体がひねりやすくなり驚きの声がもれていました。これを聞けると嬉しいですね。
次回は7月11日(水)19時から。
さらに強度を高めて、よさこいに必要なトレーニングと称して60分間しっかりと汗をかいていただきたいと思います。
ターゲットはやはり股関節と肩甲骨まわりですね。
ワークショップやセミナーに関するお問い合わせは
「自分のチームでもトレーニングなどを教えてほしい」
「怪我をしないためにチームで取り入れることはどんなこと?」
という時はお気軽にご相談ください。あなたのチームに伺って、セミナー形式でお伝えしていきます。
ご自宅でできる簡単なストレッチやトレーニングの指導なども行いますので安心して取り組むことができます。
お問い合わせ・ご予約はこちら
お問い合わせや施術のご予約はこちらのフォームより承ります。
ご予約を希望される方は、ご希望の日時や連絡先を下記フォームに記入して送信をお願い致します。後ほどスタッフから折り返しのメールをお送りししますので、日時の確認を終えた段階でご予約が成立となります。
メールフィルターをお使いの方は、事前に下記ドメインを受信可能にして下さい。
@mentena.com
当日の施術をご希望の方は、
042-306-6147 までお願いします。
「ホームページを見て…」とお気軽にお電話ください。
投稿者プロフィール
- 東京都府中市のコンディショニングサロンめんてな代表の倉持です。体のゆがみを整えて、楽に動ける体作りをサポートします。
最新の投稿
- トレーナー活動2024年8月28日今年も無事にスーパーよさこいのサポートが終了しました
- お知らせ2024年8月5日8月のオンラインワークショップ|テーマは『足』
- お知らせ2024年8月3日初の書籍「打ち込む力を引き出す!太鼓打ちのための身体の整え方」を上梓しました
- セミナー2024年6月5日今月のオンラインレッスン|テーマは呼吸 6月28日(金)20:45〜
初の著書|太鼓打ちのための身体の整え方 〜呼吸・体幹編〜
打ち込む力を引き出す!太鼓打ちのための身体の整え方
〜呼吸・体幹編〜
を電子書籍にて上梓しました。
”太鼓打ちのための”という表現になっていますが、野球やテニスといったオーバーヘッド種目、音楽をされている方など身体を使うすべての方に参考になる内容になっています。
これまで様々なチームで指導をしてきましたが、いいパフォーマンスを発揮するためには呼吸や体幹の動きを整えていくことが最優先なのではないか、という結論にたどり着きました。
いかに呼吸を整えることが大切か、体幹の動きを適切なものにするためにはどんなことが必要か、それらを一冊にまとめたものが本書籍になります。
ただストレッチやマッサージ、筋トレをしているだけでは身体を変えることはできません。
その前提としての呼吸の最適化であったり、体幹の動きの最適化をしていくことで、トレーニングの効果もさらに高まってきます。
「腰を痛めることなく動き続けたい」
「呼吸が浅いのをなんとかしたい」
「もっといいパフォーマンスをしたい」
という方におすすめの一冊です。