【セミナー報告】無事によさこいワークショップが開催されました
原宿表参道で開催されているスーパーよさこいにストレッチブースを出し始めてから5年が経過しました。
ブースを出し始めてから、踊り子さんの怪我が少なくなったという嬉しい報告を聞くたびにこちらも嬉しくなるのですが、怪我をせずにパフォーマンスをあげるためにはもっともっと伝えたいことがいっぱいあります。
ちょうど、そんなことを考えていたタイミングで事務局の方からワークショップのご相談あり、是非ということで今回のワークショップを開催することになりました。
今回は、数多くのよさこいチームの振り付けを担当されている天空しなと屋の中村さんと共同で、怪我をしないでパフォーマンスをあげるためのポイントを3回に分けてお伝えしていきます。
今回のテーマは「姿勢」について。
姿勢を整える
いい姿勢をとることは、いい踊りをするためにとても大切なことです。ですが、無理にいい姿勢を取ろうと頑張りすぎている方が多くいるように感じます。
無理にいい姿勢を取ろうとすると、胸を張って腰がそったような姿勢になりませんか?
これだと逆に体が緊張状態になってしまってうまく体を動かすことができませんし、体も硬くなってしまって呼吸が浅くなって動きにも制限がかかってしまいます。
大切なポイントは楽な姿勢がいい姿勢になること。そのためには、悪い姿勢になってしまっているポイントを知る必要がありますね。
●自分の頭の位置はどこにあるのか
●背中はどのように動いているか
●足裏はしっかりと地面についているか
この辺のことを確認しながら、動きを妨げている箇所をテニスボールなどで緩めながら正しくストレッチをしていくと、楽にいい姿勢が取れるようになります。
意外と自分では自分の体がどうなっているかは、わからないものです。
まっすぐ立っているつもりでも頭が前に出てしまっていたり、足の指先が地面から浮いてしまって重心が後ろにいき過ぎてしまったり。
二人一組でお互いをチェックしあいながらストレッチをしていくと、より違いがはっきりとわかるようになるのでいいかなと思います。
どんなワークを行ったか
実際にどんなワークを行ったかというと、
●足の甲のストレッチ、足裏のエクササイズ
●背中を丸めて大きく呼吸をする
●肩甲骨を下げる練習
●テニスボールで肩甲骨の間を緩める
●姿勢の確認
という内容のことを50分かけて行いました。
二人一組になることで、お互いの動きを注意しあいながらエクササイズを行うことができます。そのおかげで、動きの変化にも気づきやすくなります。
「この動きは難しい〜」
「あ、さっきより動くようになった」
という生の声を聞くことができるので、やっていて非常にやりがいがありますね。
実際に呼吸をするだけでも、しっかりと肋骨の下の方を動かすように意識するだけで腰回りの緊張が取れやすくなります。真面目に呼吸をするだけで汗ばんできます。
普段、どれだけ浅い呼吸になってしまっているのか、ということに気づいていただくだけでいいんです。
ほんのちょっとしたことに気をつけるだけでも、体の動きは変わってきます。
全てのワークが終わったあとは、明らかに立ち姿勢から力みが消えて楽に立っているように見えます。腕を上にあげてもらった時の、腕の上がり方もとてもスムーズになっています。
これが基本となって次回以降の動きにつなげていければいいかなと思います。
振り付けとの共通点
私の後に、天空しなと屋の中村さんが、ストレッチや踊りの最中に気をつけるべき点、実際の踊りのポイントなどをレクチャーしてくださったわけですが、、
注意しているポイントは、普段私がお店やチームの指導中に伝えていることとほぼ同じ内容でした!
「膝とつま先はいつも同じ方向に向くようにして」
「腕をあげる時は首をすくめないように」
「お尻をグッと引き上げるように」
やっぱり動きの基本はどの競技であっても同じなんですね。
私は講師という立場で参加させていただきましたが、たくさんのことを学ぶことができ本当に充実した一日となりました。
次回は6月13日(水)19時から。
テーマは「しなやかに動ける体を目指して」。今回は主に前後方向の動きだけだったので、次回はひねりやサイドの動きを行って柔らかく動けるような下地を作っていきたいと思います。
ワークショップやセミナーに関するお問い合わせは
「自分のチームでもトレーニングなどを教えてほしい」
「怪我をしないためにチームで取り入れることはどんなこと?」
という時はお気軽にご相談ください。あなたのチームに伺って、セミナー形式でお伝えしていきます。
ご自宅でできる簡単なストレッチやトレーニングの指導なども行いますので安心して取り組むことができます。
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投稿者プロフィール
- 東京都府中市のコンディショニングサロンめんてな代表の倉持です。体のゆがみを整えて、楽に動ける体作りをサポートします。
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初の著書|太鼓打ちのための身体の整え方 〜呼吸・体幹編〜
打ち込む力を引き出す!太鼓打ちのための身体の整え方
〜呼吸・体幹編〜
を電子書籍にて上梓しました。
”太鼓打ちのための”という表現になっていますが、野球やテニスといったオーバーヘッド種目、音楽をされている方など身体を使うすべての方に参考になる内容になっています。
これまで様々なチームで指導をしてきましたが、いいパフォーマンスを発揮するためには呼吸や体幹の動きを整えていくことが最優先なのではないか、という結論にたどり着きました。
いかに呼吸を整えることが大切か、体幹の動きを適切なものにするためにはどんなことが必要か、それらを一冊にまとめたものが本書籍になります。
ただストレッチやマッサージ、筋トレをしているだけでは身体を変えることはできません。
その前提としての呼吸の最適化であったり、体幹の動きの最適化をしていくことで、トレーニングの効果もさらに高まってきます。
「腰を痛めることなく動き続けたい」
「呼吸が浅いのをなんとかしたい」
「もっといいパフォーマンスをしたい」
という方におすすめの一冊です。