膝の手術からちょうど一年、術後一年の筋力検査に行ってきました

私が膝の前十字靭帯を断裂したのが昨年の4月25日で手術をしたのが8月16日。あれからちょうど一年。

筋力の回復具合を計測するために鴨川市にある亀田総合病院に行ってきました。2月に行った時は、元気な脚に比べて6割ほどしか筋力が戻っていなかったので、少なからずショックもあったのですが。

あれから半年間はある程度の筋トレもできましたし、しっかりと走ることもできています。さて、その結果は。

筋力検査の目安

今回、筋力検査に使ったのがバイオデックスというマシン。

バイオデックス(画像引用:酒井医療HP)

見た目は一般的な筋トレマシンに近いですが、足が動かないように固定したり、同じ速度でしか動かないように設定できる優れもの。マックスでどれくらいの筋力が発揮できるのか、瞬間的に力を発揮できるのか、などを専門的に見ることができる専用マシンです。

私も以前にトレーナーをしているたチームでは、シーズン前に全員にやらせてケガのリスクがないかチェックをしていました。

大腿四頭筋の筋力(体重比)

まず見るのが大腿四頭筋の筋力と体重の比率。筋力の絶対値よりも体重比が大切になってきます。

目安としては、ウォーキングで0.45以上、ジョギングは0.6以上、ジャンプ動作は0.8以上、スポーツの再開は1.0以上が望ましいと言われています。

手術後の指標だけでなく、高齢者の転倒予防の指標としても使われています。

前後の筋力比(H/Q比)

ハムストリングスの肉離れを予防するために使われるのが、大腿四頭筋(Quad)とハムストリングス(Hamstrings)の筋力比、専門的にはH/Q比と呼んでいます。一般的には大腿四頭筋の方が出力が強いのですが、その差がありすぎると肉離れを起こしやすいです。

だいたい0.6以上が肉離れをしない基準で、アスリートですと0.8以上だと望ましい。逆に0.5以下だと肉離れを起こしやすいので要注意です。


前十字靭帯の手術を行うと、大腿四頭筋に力が入りづらいだけでなくハムストリングスも弱くなる傾向があります。

ハムストリングスの強化をしていくことで、前十字靭帯の再断裂を予防できるとも言われていますのでH/Q比も大切な要素の一つです。

左右の筋力比

もしかしたら、元気な足の方も筋力が弱くて手術後のリハビリがうまくいっているかわからない時もあります。

そのため、左右差で比較しておくことも忘れてはいけません。

特にリハビリをしていると、手術をしている足をトレーニングしすぎて健康な足を追い抜いてしまうこともあるので、徐々に左右バランスよくトレーニングをしていく目安にもなります。

前回との比較

左側が今回の記録、念のため今年の2月の測定データも載せて比較してみたいと思います。

●0deg/secは膝を90°で固定した状態で、膝を伸ばす方向に7秒間力を入れ続けた時の筋力の数値
●60deg/secは1秒間に60°動くように設定された負荷で全力で曲げ伸ばしをする
●180deg/secは1秒間に180°動くように設定された負荷
●300deg/secは1秒間に300°動くように設定された負荷

です。伸展は大腿四頭筋、屈曲はハムストリングスの筋力、WBIは筋力/体重という感じです。私は右膝を手術しているので、データの【右】という欄の数値に注目しましょう。

筋力の体重比

今回、0deg/secで伸展のWBIが1.00を達成!前回が0.58で、まだ走らない方がいいですよと言われたことから考えると大きな進歩です。

左と比べてもほぼ同程度の数値となっているので、しっかりと筋力は回復したと言えます。


ところが、ハムストリングスに問題が。。

屈曲のWBI比は右が0.29で、左が0.40。どちらも前回からあまり成長していません。ハムストリングスに関しては0.6以上が望ましいと言われており、0.5以下になると肉離れを起こすリスクが高まります。

過去に両方ともハムストリングスの肉離れを経験していることを考えると、ここをしっかりとトレーニングしていかないといずれ問題が起こりそうな気が。。

前後の筋力比

肉離れの指標とも言えるH/Q比。右が29、左が39ということで、左右どちらも落第点。

一般的な計測では、0deg/secが一番数値が大きくなって、そこからスピードをつけるごとにWBIの数値は落ちてくるのですが、Hamに関しては0deg/secがいちばん低い数値になってしまいました。

過去の肉離れの影響がしっかり残ってしまっているのがわかります。これは前回の測定でも出ていた部分ではありますが、大腿四頭筋が回復したからこそ顕著に見えてきたように感じます。

大腿四頭筋の次はハムストリングスを

転倒予防や走るために、大腿四頭筋の回復はとても大切です。今回、しっかりと大腿四頭筋が回復していることがわかったので、まずはヨシとします。

ただし、それ以上にハムストリングスの弱さが気になるようになりました。前十字靭帯を手術するとハムストリングスの強さがさらに必要になってきます。次の半年の課題はしっかりとハムストリングスを鍛えていくこと。

肉離れの影響による癒着の影響もあるので、振動型フォームローラーでリリースしつつもレッグカールやバックキックなどでハムストリングスに刺激を入れていくリハビリに切り替えていきましょう。

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