筋膜への新たなアプローチ、スキンストレッチで体の表面から整える
今年の始めにアメリカで行った解剖実習から、筋膜への理解が急速に深まってきたように感じます。
その学びの一環で皮膚(浅い筋膜)にアプローチするskin stretch®の研修に行っておりまして、ようやく全ての課程が終了しました。
まだまだ研究中の分野ではありますので、現在進行形で学び続けていかないといけませんね。
皮膚もゆがんでしまう
骨盤や背骨がゆがんでしまうように、実は皮膚もゆがんでしまうんですね。シャツを着続けていると、少しずつねじれてくることありませんか?まさにあんな感じです。
(ここでは皮膚と言っていますが、浅い部分にある筋膜や脂肪組織のことも含んでいます。)
皮膚も姿勢が悪くなったり、偏った動き方をしていると徐々にゆがんで固まってしまうのです。きついボディスーツを着ているのと同じ状態。
この状態でストレッチや筋トレをするとどうなるか。もちろん効果はありますが、動きの幅に制限が出やすくなってしまうのです。
箱に入れたスイカが四角く成長するように、体の中身も周りの皮膚に合わせて動くというイメージでしょうか。

引用:産経新聞
skin stretch®はステンレスのツールを使って、皮膚の流れを正しいものに整えてくれます。ストレッチやトレーニングの前に皮膚をただしておくことで、
意識しなくても”いい動き”をしやすくなる
というのがこのツールの狙いだと言えます。
無意識の動きの良さ
スクワットや歩く練習の時に、
・膝をまっすぐ向けて
・体は傾かないようにして
・顔はまっすぐ
と気をつけるポイントを意識しながら行うことが多いと思います。
が、これではその運動の技術がうまくなるだけで、無意識にできるようになるまでには相当な時間がかかりますよね。
さらに歩く動作ではどうしても地面から足が離れる分だけ意識がしづらく、逆に混乱してしまう場合もあるわけです。できることなら無意識でも正しい動きに誘導されている。
そんなトレーニングが理想的であり、skin stretch®では皮膚から刺激を入れることができるのでコントロールしやすくなります。
関節を動かしてみると、シワが寄る部分と伸ばされる部分が見られますよね。それが皮膚の運動で、姿勢や動き方のクセでシワのより方も変わってくるんです。
逆にそのシワのより方を修正することで、動きを修正していくということです。
体への負担が少ない
実際にやることと言えば、肌(服の上から)にツールをあてて、皮膚を流すように動かすだけです。マッサージのように強く押すこともないので、体への負担はかなり少なくなります。
皮膚の流れに沿って動かすだけで、柔軟性にもかなりの変化を感じられるようになります。
実は私が入院中、このツールを枕元に忍ばせて、暇を見つけてはせっせと太ももや膝周辺を緩めておりました。
その甲斐あってか、かなりの早期で日常生活に復帰できたと思っています。
このツールのいいところは、人にやってもらわなくてもセルフでも十分な効果を得ることができる点。自分自身の回復に驚いたからこそ、もっと究めたいという思いが強くなったのです。
これから少しずつskin stretch®を使ったセッションが増えると思いますが、皆さんの驚く顔を見るのを楽しみにしています。
投稿者プロフィール
- 東京都府中市のスポーツ整体「ストレッチ&コンディショニングめんてな」代表の倉持です。体のゆがみを整えて、楽に動ける体作りをサポートします。
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