股関節の痛みであぐらがかけない方のストレッチ
今日は腰のヘルニアが原因で股関節周りも硬くなり、痛みであぐらや足を組む動作ができない方が来店されました。
股関節周りはとても複雑な構造をしているので姿勢によって痛みの感じ方が変わってきます。そのため、本人もどの姿勢で痛みが出るのか、どこがつまっているのかを正確に把握しづらく説明が難しくなることがあるんです。
股関節の痛みの原因
主に痛みが出やすい部位は、
■骨盤の出っ張りの前側
■ももの付け根の横側
■お尻のえくぼのあたり
痛みの感じ方も、
■つまり感がある
■こすれるような感じ
■挟まって痛い感じ
と人によって表現が変わります。
それぞれによって原因も変わってきますが、股関節まわりが痛くなる理由として筋の癒着が考えられます。
太ももの前側と横側の筋肉の癒着
横側と後ろ側の筋肉の癒着
お尻と太ももの後ろ側の筋肉の癒着、、、
筋肉は、よくある解剖図のようにはっきりと分かれているわけではなく、とても近い位置で重なりあっています。
ケガや動きのクセなどで筋肉の使われ方に偏りがあると、隣り合った筋同士でくっつきあってしまうのです。このまま放っておくと動きの制限を生み出してしまい、硬さが取れないということになりかねません。
今日の方はお尻のえくぼあたりから太ももの外側にかけて痛みがあり、足を開く動作をするとストッパーがかかったように止まってしまいました。
これは太ももの外側と後ろ側の筋が癒着を起こしてしまい、骨の動くスペースを奪ってしまっているからなんです。
こういったときにはストレッチをしようとしても、制限がかかっているのでストレッチができません。ではどうするのかと言うと筋肉同士をゆっくりとはがしていく必要があります。
丁寧に筋肉をはがしていくことで徐々に骨の動くスペースが確保でき、足を開くことができるようになります。
最初は全く開くことができなかった今回の方も、一回の施術で60°まで開くようになりました。最終的に一人で気持ちよくストレッチができるようになれば、施術は完了と言えます。
自宅でできるストレッチ
一度動きやすくなってくれば、自宅でのストレッチを継続していくことで可動域は徐々に広がっていきます。その中でもテニスボールを使ったお尻周りのストレッチはオススメ。
一人では届きにくいお尻の奥の方まで刺激を伝えることができます。
さらにこちらのストレッチを行うことで股関節の動きがスムーズになっていきます。前屈などのように一方向だけでなく、様々な角度に伸ばしていくことが股関節のストレッチには重要になります。
どのストレッチもやりすぎず気持ちいい程度でやめるようにしておきましょう。頑張りすぎると、逆に痛みが強くなってしまうことも考えられます。
一度にたくさんやりすぎるのではなく、ちょっとずつでいいので毎日継続することが大切。朝晩5分ずつやるだけでも見違えて楽になってきますよ!
股関節の痛みに関するお問い合わせは
このような方はお気軽にご相談ください
- 慢性的な股関節の痛みで歩くのが辛い
- 股関節に違和感がある
- 運動をするとすぐに股関節に疲れがでる
専門のトレーナーがマンツーマンで指導しますので、上記のようなお悩みがある方はお気軽にご相談ください。ご自宅でできる簡単なストレッチやトレーニングの指導なども行いますので安心して取り組むことができます。
お問い合わせ・ご予約はこちら
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投稿者プロフィール
- 東京都府中市のコンディショニングサロンめんてな代表の倉持です。体のゆがみを整えて、楽に動ける体作りをサポートします。
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ただストレッチやマッサージ、筋トレをしているだけでは身体を変えることはできません。
その前提としての呼吸の最適化であったり、体幹の動きの最適化をしていくことで、トレーニングの効果もさらに高まってきます。
「腰を痛めることなく動き続けたい」
「呼吸が浅いのをなんとかしたい」
「もっといいパフォーマンスをしたい」
という方におすすめの一冊です。