外反母趾になる原因は?手術をしなければ治らない?

先日、カルガリーオリンピックのフィギュアスケート日本代表として活躍された八木沼純子さんが外反母趾の手術を受けたというニュースが載っていましたね。

陸上の末續選手やサッカーの大久保選手など、意外と男性でも悩まされていることが多い外反母趾。一度外反母趾になると、そのまま我慢をするか手術をしなければ治らないと言われています。

何が原因で外反母趾になるのか?その対処法はどうすれば良いのか?ここまでで感じたことや論文などから読み取っていきます。

外反母趾になる原因

これまではハイヒールや先の細い靴の履きすぎで外反母趾になると考えられていましたが、それでは男性や子供の外反母趾を説明できませんでした。特に最近では子供たちの外反母趾が急増しているので、他にどんな要因があるかを考えてみました。すると、

・遺伝的な要因
・生活習慣や筋力不足
・靴の機能が向上した

といったことが挙げられます。

足の裏には土踏まずのように内側に縦のアーチがあるだけでなく、5本の指をドーム状にする横のアーチも存在します。この横のアーチが崩れてしまうことで外反母趾になると考えられています。


遺伝的な要因は骨格的に似てくるということが多く、それが同じような生活習慣を生んでしまう可能性があるということです。だからと言って必ずしも外反母趾になるということではなく、あくまでリスクがあると考えてください。

靴の機能が向上したことはパフォーマンスを上げるうえでとてもいいことではありますが、その一方で足の機能を低下させてしまうことにもつながってしまいます。

例えば幼児が一番最初に履くファーストシューズ。転倒しないようにがっちりできているものが多いですが、幼児は転倒しないように自分の体を制御しながら成長していくもの。転んで当たり前です。

それを靴が補ってしまっては、足でバランスをとる能力が伸びません。言い換えると足裏で踏ん張る力を鍛えることができないということです。余談ですが、最近は転倒して腕を骨折してしまう小学生が多くなっているそう。転ばないような仕組みができてしまうと、転び方がわからないから転んだ時に体をどのようにしていいのかわからないのかもしれません。


他にもクロックスなどのサンダルを履いて生活することが増えたことも原因としては考えられます。サンダルは非常に便利ですが、サンダルで歩くと脱げないようにするためにどうしても指先を反ってしまいます。

指を反っている時間が長くなるとサンダルを脱いでも指が反り返ったままで、足裏は引っ張られたまま、ふくらはぎやスネが張ってしまうという弊害が出てきます。

これにより足裏の横のアーチが崩れ外反母趾を引き起こすのです。裸足で生活していたのに外反母趾になっているという方は、こう言った可能性が否定できませんね。

外反母趾の対処には

外反母趾の対処には、専用のインソールを使用するかテーピングか手術が一般的です。ただし、手術を選択するのは本当に生活に支障をきたすようになってからだと思います。

これまではインソールやテーピングではその場ではいいけど、外したらすぐに戻ると言われていましたが、最近の研究では適切なインソールなどを使用することで足裏の機能もある程度回復できるとわかってきました。

もちろん全てが改善するわけではありませんが、機能の回復とともに歩き方や股関節周辺の動きを改善することで外反母趾が気にならなくなるくらいまで回復することも十分考えられます。

足部は重力の影響をもろに受けるためとても複雑です。これからも知識の集積や経験を積んで実際の臨床に役立てるようにしたいと思います。

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