関取最年長37歳の安美錦関が左アキレス腱断裂で3日目から休場

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大相撲夏場所は二日目が終わったばかりですが、大きなニュースが出ていましたね。関取最年長37歳の安美錦関が左アキレス腱の断裂で三日目からの休場が決まったそうです。

私、倉持も同じ年の37歳。私も昨年アキレス腱を断裂しました。

アキレス腱断裂について

アキレス腱断裂の好発年齢は30〜40代と言われていますが、私の周りでもこれくらいの年代でよく起こっています。いろいろな理由が考えられますが、

①学生時代や若い頃の筋肉の貯金がなくなってきた
②昔と同じように動けると過信して急に動きすぎる
③アキレス腱の柔軟性が加齢とともに低下した

と言ったことが主な理由として考えられます。

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安美錦関は現役の力士ですからもちろん筋肉の貯金の低下や急な動きだしと言ったことは考えられませんが、アキレス腱の柔軟性の低下は十分考えられます。

それ以外にも安美錦関のプロフィールや今回の取り組みを見ていると、他にもいくつか原因が考えられました。

両膝のケガ

安美錦関の写真を見ていただくとわかると思いますが、両膝に分厚いサポーターを巻いています。ここまで厳重なものを使わなければいけないということは、よほど緩みが出ているのではないでしょうか。

2004年名古屋場所(7月)右前十字靭帯損傷、右膝半月板損傷
2009年初場所(1月)右膝負傷
2013年秋場所(9月)左前十字靭帯損傷、左膝半月板損傷
2015年春場所(3月)右前十字靱帯断裂、右内側側副靱帯損傷、右膝半月板損傷

これだけ膝の怪我を繰り返してしまうと、身体を支えるための膝の支持機構がおかしくなっても不思議ではありません。2010年から特注のカーボン製装具をつけて土俵に上がっているとのことです。

アキレス腱のねじれ

アキレス腱はふくらはぎからカカトに向けて、少しずつ内側にねじれながらついています。つま先と膝の向きが合わなくなってくると、アキレス腱のねじれがさらに強くなりアキレス腱にかかる負担が大きくなります。

アキレス腱炎などのように少し痛みを感じているようでしたら、アキレス腱のねじれを疑った方が良いでしょう。この場合は、モビライゼーションやテーピングでサポートしていくのが望ましいです。

体重増加?

体重を調べてみると145kgから152kgまで幅がありました。

初場所をインフルエンザで休場していたことを考えると急激な体重の増減があったかもしれません。やはり体重の増加があると、アキレス腱にかかる負担は大きくなります。

今後の展望は?

ニュースではすぐに手術を受けると書いてありましたね。手術を受けると、歩き出せるようになるまで3ヶ月。そこから稽古を再開したとして、最低でも6ヶ月は見る必要があります。

37歳という年齢や、古傷の両膝の状態を考えると、、、

復帰した姿も見たいですが、あまり無理しすぎないでほしいですね。

ところで、アキレス腱の手術から7ヶ月経過した私、倉持の足ですが一時期停滞しておりましたが、またリハビリをするようにしたので調子は良くなってきました。

手術後5〜7ヶ月で感じていたことは、

*手術したアキレス腱が冷たく感じる時がある
*寝起きは可動域が狭く歩きづらい
*スネから足の甲にかけて膜が一枚張っている感じがする
*たまにむくむ
*まだカカトが痛くなる時がある
*気づくと外荷重になってしまう
*全力疾走はまだまだ出来ない

といったところでしょうか。継続は力なり。

投稿者プロフィール

倉持江弥
東京都府中市のコンディショニングサロンめんてな代表の倉持です。体のゆがみを整えて、楽に動ける体作りをサポートします。

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