大腿四頭筋の肉離れ再発を予防するテーピングの方法を公開しました
大学で部活に励んでいる選手たちは春休みも終盤になり、身体の疲労もピークにきているかもしれません。
ダッシュや切り返しなど激しいトレーニングで追い込んでいると、ハムストリングスや太ももの前側の張りがなかなか抜けづらくなったり、肉離れなどの筋肉系の怪我を起こしてしまうこともあります。
ストレッチやマッサージなどではどうしても抜けづらくなった時のために、大腿四頭筋(太もも前側)のキネシオテープの方法をご紹介します。
大腿四頭筋の肉離れ
ハムストリングスに比べると大腿四頭筋は肉離れを起こすことは少ないですが、一度肉離れを起こすとハムストリングス以上に厄介でもあります。
ジャンプやダッシュの際には、トリプルエクステンションといって股関節や膝を爆発的に伸ばさないと大きな出力を発揮することはできません。
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なんらかの理由でお尻がうまく使えなくなると股関節を伸ばす動作が弱くなってしまうため、膝を伸ばす大腿四頭筋の負担が増えてしまいます。
そのため、バレーボールのジャンプやサッカーのシュートなどの繰り返しの同じ動作が起きると痛めやすくなってしまうのです。
股関節の前側の硬さも影響しやすいため、ストレッチをしてもなかなか伸びづらい部位でもあります。
硬さを感じるようになったら、練習前のホットパックや練習後のアイシング、ストレッチやマッサージを入念に行うようにしましょう。
太ももの前側だけでなく股関節の前側を伸ばすストレッチも効果的です。
テーピングのやり方
ストレッチやマッサージと並行してテーピングをすることで、太ももの前側にかかる負担を減らすことができます。
動画の中では二人で行っていますが、一人でも簡単にできます。75mm幅のキネシオテープがあればかなりの負担を減らすことができます。
膝のお皿から骨盤の付け根まで、筋肉に沿って一本キネシオテープを貼ります。軽く引っ張りながら貼るようにしましょう。痛みで膝が曲げられない場合は膝を伸ばしたままで問題ありません。
大腿四頭筋を持ち上げるようにしてクロスのテープを貼っていきます。膝側から骨盤に向かって筋肉を持ち上げるようにテープをクロスして貼ることで、大腿四頭筋にかかる負担を減らすことができます。
これを4本入れて完成です。
このテーピングだけですとはがれやすいため、少し長めのスパッツを履くと効果が長く続きます。
また、これでも痛みが強い時には太ももを覆うようにしてテープでぐるぐる巻きに圧迫すると筋肉の振動を抑えることができるので、より強固なテーピングとなります。
ただし、ぐるぐる巻きにすることでハムストリングスをつりやすくなるので注意してください。
サポーターの役割
もしテーピングを毎回行うのが大変、肌が弱くて皮膚が負けてしまうからテーピングはしたくないという時にはこちらのサポーターも役に立ちます。
肉離れを起こさないようにするには、筋肉の余計な揺れを防いであげることが大切です。テープ代や皮膚の荒れのことも考えると、サポーターでも十分代用できると思います。
サポーターの場合は、ずれやすかったり蒸れてきたりするのが難点として挙げられます。また滑り止め部分で擦れてしまうことも考えられます。
テーピングの利点は強度を調節しやすいこと、厚みがないこと、ずれにくいことが挙げられます。
逆にテーピングの欠点は毎回テーピングをするのが手間になる、肌がかぶれやすい、継続的なコストがかかると行ったことでしょうか。
サポーターの利点は簡単、何回も使える、ある程度の強度調節が可能といった点。
逆にサポーターの欠点初期コストがかかる、使わなくなった時にジャマ、蒸れる、ずれやすい、厚みが気になる場合もあるといったことが考えられます。
それぞれにメリット、デメリットがありますので、よく考えて使用を検討するようにしてください。
肉離れに関するお問い合わせは
このような方はお気軽にご相談ください
- 太ももの前が痛くてダッシュできない
- 太ももが痛くてジャンプできない
- 足がつりそう
専門のトレーナーがマンツーマンで指導しますので、上記のようなお悩みがある方はお気軽にご相談ください。ご自宅でできる簡単なストレッチやトレーニングの指導なども行いますので安心して取り組むことができます。
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投稿者プロフィール
- 東京都府中市のコンディショニングサロンめんてな代表の倉持です。体のゆがみを整えて、楽に動ける体作りをサポートします。
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