競技の練習ばかりすることの弊害

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社会人になると、途端に運動をする機会が少なくなりますよね。サッカーやフットサルなどの団体で行う競技から、テニスやマラソンなど個人~数人でできる運動へとシフトしていきます。

■運動不足解消のため
■好きだから
■新しいことにチャレンジしたい

そのため、時間を見つけてはテニスの練習や走ってばかりということもよくある話しです。

ただ、一つの競技の練習ばかりをしていると、身体(特に関節)にかかる負担が大きくなっていきます。同じような動きの繰り返しになるため、肩や膝など局所的にストレスがかかりやすくなってしまうのです。

・練習をしないとうまくなれない
・走り込まないと距離を走れない


それは確かにわかります。


うまくなりたい、速く走りたいというのは運動をしている人は誰でもそう思いますよね。むしろうまくなりたいと思わなければ練習もしないと思いますし。

でも、技術は身体のベースがあってこそ上達するもの。

トップでスポーツをしている人達は練習以上に身体を鍛えるトレーニングやケアに時間をあてているからこそ、大きなケガもせずにいいパフォーマンスを発揮できているといっても過言ではありません。


40代、50代になると若い頃の貯筋だけでは身体が持たなくなってケガがちになりやすいです。テニスやマラソンをすることが苦痛になってしまっては本末転倒ですよね。

長く好きな運動を続けるために、少しだけでも練習の時間を割いてトレーニングやコンディショニングを行えると身体の使い方が抜群に変わります。


今日いらしたテニスのお客様がまさしくそれでした。

これまでは、テニスを週2~3回、3時間ほど練習していましたが腰や膝の痛みを繰り返してなかなか練習も思い通りにできません。ただ、練習の時間を減らすと下手になりそうでこわかったので時間を減らすことができなかった。

ところが動けないほどの膝の痛みと肉離れを起こしたことがきっかけとなって、トレーニングの時間を取るようにしました。

最初は大変でしたが、トレーニングの中で正しく動く練習をしていくと競技の中でも動きが軽くなってきて痛みがでることも少なくなっただけでなく、パフォーマンス自体も格段にあがってきたようです。

こういったことはどの競技でも起こりうるもの。

せっかく好きで始めた運動ですから、長期的な考えでトレーニングも取り入れられると長く運動を続けられると思います。

投稿者プロフィール

倉持江弥
東京都府中市のコンディショニングサロンめんてな代表の倉持です。体のゆがみを整えて、楽に動ける体作りをサポートします。

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ただストレッチやマッサージ、筋トレをしているだけでは身体を変えることはできません。

その前提としての呼吸の最適化であったり、体幹の動きの最適化をしていくことで、トレーニングの効果もさらに高まってきます。

「腰を痛めることなく動き続けたい」
「呼吸が浅いのをなんとかしたい」
「もっといいパフォーマンスをしたい」

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