呼吸を知ることで理解できる身体のこと
昨日は『呼吸の生理と呼吸の整理』というセミナーに参加してきました。ヨガやピラティスの分野では以前から呼吸の重要性について言われてきましたがフィットネスの分野でも最近は呼吸に関する情報が増えてきています。
特に体幹と呼吸は非常に関係性が深いですが今回のセミナーで少し考え方が変わりました。
頑張らない呼吸
呼吸を知るためにはまずメカニズムを理解する必要があり、肺と横隔膜の動きを実験です。
ペットボトルと風船を使って簡単な模型を作ってみます。
ペットボトルが肋骨、中の黄色い風船が肺、下にある緑の風船が横隔膜と思ってください。
息を吐いているときは横隔膜が上がっているため肺がしぼんでいます。(左側)
これが息を吸い込むと横隔膜が下がり肺が膨らみます。(右側)
横隔膜と肺の動きを再現できて、とてもいい模型です(笑)
実際には肋骨にたくさんの筋肉がついており、肋骨の広がりが重要になってくるのですが、たくさんの筋肉がついている分だけ影響もうけやすく自然に呼吸ができなくなっていることが多いんです。
で、無理をして呼吸をしようとすると余計な力が働いて余計に動かなくなる。。
なので、できるだけ自然に呼吸を大きくするように働きかけるようにしようというのが今回のアプローチ方法なんです。
簡単に言えば使いすぎている(働きすぎている)筋肉を抑制することで、呼吸をしやすくするという方法。
動かないからこそ気づかないうちに別の筋肉で動かそうとオーバーヒートを起こしているので、それをとっぱらってあげます。
私の場合、アキレス腱を手術してから2ヶ月ということもあり、いろんなところが踏ん張っていたようで、今回の方法を実践して立ってみると身体が手術をした方向に傾いてしまいました。
もちろんそのあとにまっすぐに戻るように修正しましたが。
何をやったかというと、呼吸や動きを軽くアシストしてあげるだけ。全身がつながっているな~と再認識させられました。
これまでのことがいろいろとつながった一日です。
投稿者プロフィール
- 東京都府中市のコンディショニングサロンめんてな代表の倉持です。体のゆがみを整えて、楽に動ける体作りをサポートします。
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これまで様々なチームで指導をしてきましたが、いいパフォーマンスを発揮するためには呼吸や体幹の動きを整えていくことが最優先なのではないか、という結論にたどり着きました。
いかに呼吸を整えることが大切か、体幹の動きを適切なものにするためにはどんなことが必要か、それらを一冊にまとめたものが本書籍になります。
ただストレッチやマッサージ、筋トレをしているだけでは身体を変えることはできません。
その前提としての呼吸の最適化であったり、体幹の動きの最適化をしていくことで、トレーニングの効果もさらに高まってきます。
「腰を痛めることなく動き続けたい」
「呼吸が浅いのをなんとかしたい」
「もっといいパフォーマンスをしたい」
という方におすすめの一冊です。