動きと呼吸を合わせるコツ

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最近は呼吸に関する記事を目にする機会が増えてきました。

やっぱりいい呼吸をすることで、体もリラックスしやすいですし、肋骨や骨盤周りの動きも一気に変わってくると私自身も感じています。

腰痛や肩こりがある方は呼吸を丁寧に行うだけでも、かなり動きが変わってきます。

呼吸に関してはまずこちらの記事を先に読んでおくとわかりやすいです。

心も体もリラックス!横隔膜の動きを意識して呼吸の練習をしてみよう




呼吸を正しく行うように練習するのはもちろんのこと、トレーニングの中でも呼吸を意識することでより良い動きへと導くことができるようになります。

どのタイミングで息を吐いたり吸ったりすればいいのか

結構、悩んでしまう方も多いのではないでしょうか。


極論を言ってしまうと、悩んで息を止めてしまうくらいなら、何も考えずにまずは呼吸をし続けること。これが一番大事です。

その上で、、、

私たちは重力に逆らう動きをするときにグッと力を出します。その時にはしっかりお腹に力を入れたほうが重いものを持ち上げられるため、息を吐くようにしましょう。

息を吐くことでお腹に力を入れやすく(腹圧を高める)なります。

逆に重りを下ろすタイミングで息を吸ってあげるとリズムとしてうまくいきます。


基本的なトレーニングに合わせた呼吸はこれでいいです。ただし、背中のトレーニングをするときは逆になる場合もあります。

例えば、ラットプルダウンやシーティドロウなどの背中を鍛える種目。引く動作の時には胸郭を広げることで肩甲骨を動かしやすくなります。

胸郭を広げるには、息を吐くのか、吸うのか。どちらがいいでしょうか。

息を吸う方が胸郭が広がりやすいですよね。なので、背中のトレーニングの際には息を吸いながら重りをひく方が自然な動きとして行うことができます。


また、パワークリーンやジャンプ系などの爆発力が求められるトレーニングではグッと力を入れるために息が止まりますし、1〜3RMといった高重量のトレーニングの場合には腹圧をグッと高めるために息を止めるバルサルバ法というやり方もあります。

これらは大きな負荷がかかるので、トレーニング上級者でない限りはやらない方がいいでしょう。

  • まずは、どんなトレーニングであっても呼吸を止めないようにすること
  • 重りを持ち上げるときに息を吐くことで腹圧が高まって安定しやすいということ
  • ただし、ラットプルなど背中のトレーニングに関しては逆になる場合もあること



この三点を守っておくと、トレーニングの動作と呼吸を結びつけることができるので、より安全にトレーニングをすることができるようになります。

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投稿者プロフィール

倉持江弥
東京都府中市のコンディショニングサロンめんてな代表の倉持です。体のゆがみを整えて、楽に動ける体作りをサポートします。

初の著書|太鼓打ちのための身体の整え方 〜呼吸・体幹編〜

初めての著書

打ち込む力を引き出す!太鼓打ちのための身体の整え方
〜呼吸・体幹編〜

を電子書籍にて上梓しました。

”太鼓打ちのための”という表現になっていますが、野球やテニスといったオーバーヘッド種目、音楽をされている方など身体を使うすべての方に参考になる内容になっています。

これまで様々なチームで指導をしてきましたが、いいパフォーマンスを発揮するためには呼吸や体幹の動きを整えていくことが最優先なのではないか、という結論にたどり着きました。

いかに呼吸を整えることが大切か、体幹の動きを適切なものにするためにはどんなことが必要か、それらを一冊にまとめたものが本書籍になります。

ただストレッチやマッサージ、筋トレをしているだけでは身体を変えることはできません。

その前提としての呼吸の最適化であったり、体幹の動きの最適化をしていくことで、トレーニングの効果もさらに高まってきます。

「腰を痛めることなく動き続けたい」
「呼吸が浅いのをなんとかしたい」
「もっといいパフォーマンスをしたい」

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