ウォーミングアップ

ウォーミングアップの目的と効果について

投稿日:2016年12月27日 更新日:

こんにちは、東京都府中市のコンディショニングサロンめんてなの倉持です。

先日「スポーツ愛好家にむけたウォーミングアップ」のセミナー講師として登壇。研究データや実際の現状を踏まえがら、90分間があっという間に過ぎていきました。


ウォーミングアップって面倒くさいものだと思っていませんか?

ウォーミングアップに時間を費やすくらいなら、練習の時間をたくさん確保したいと思う方も多いハズ。特にグランドの使用時間に限りがある時などは、悠長にアップをしている時間がもったいないと感じてしまいます。

学生時代の部活では代々伝わるウォーミングアップがあったりするので、その効果など考えるよしもありません。体が温まればいいんでしょ、という感じですよね。


確かにウォーミングアップは体を温めることが最大の目的ではありますが、そこから生まれる効果を知っておくとアップの質を高める必要性を考えさせられます。

今回はウォーミングアップの目的と効果について紹介します。

ウォーミングアップの目的と身体的な効果

ウォーミングアップの最大の目的は、読んで字のごとく体を温めることです。

体を温める=筋肉の温度を上げる

ということですが、これによりたくさんの効果が期待できます。

関節の可動域が向上する

筋温が上がると筋肉が徐々に柔らかくなってきます。その結果、伸び縮みし易くなり動きやすくなるのです。

筋肉を意図的に動かすには縮めるしかできません。伸ばすこともできるじゃないか、と思うかもしれませんが、これは裏側の筋肉が縮むことで伸びているのです。


裏側が縮むのに合わせて伸ばされる時に、固いままだとうまく伸ばすことができません。体が冷えている時に動きがギクシャクしてしまうのは、こう言った理由があります。

筋肉が温まってきて柔らかくなると、縮みやすくもなるのですが、それ以上に伸ばされやすくなります。

体内に酸素を取り込みやすくなる

体を動かすためには各器官でたくさんの酸素が必要になるのは、学校の授業でやりましたよね。酸素を全身に送り届ける役割を持つのが、体中に張り巡らされた血管を通る血液です。

鼻や口から酸素を吸ったら肺に送りこまれます。ここから心臓にわたり、血液に溶け込んで全身の末端まで送り届けられます。


筋肉や皮膚で酸素(エネルギー)を使うには、送り届けられた血液から酸素を分離しなけれないけません。筋温が上昇することで酸素を分離しやすくなるので、たくさんの酸素を使うことが可能になります。

もちろん筋温の上昇とともに、血液の循環量も増えて血流も速くなることも酸素の取り込み量の増加につながっています。


当然のことながら筋肉だけでなく、脳や内臓も酸素を必要としているため、平常時(心拍出量が約5l/min)は全体の20%ほどしか筋肉に送られません。

ところが運動時(心拍出量が約25l/min)になると、筋肉に送られる血液量は80%にまで増加するのです。

運動に適応した体になっていく、人間の面白いところですね。

筋肉を動かしやすくなる

筋肉は脳から指令を送ることで、意思のままに動かすことができます。筋温が高まるとこの伝達速度が向上するので、筋肉の反応スピードが高まります。

筋温が40℃になるまでは、温度が高いほど反応スピードが向上することがこれまでの研究でわかっています。

また筋肉の疲労物質とされる乳酸の処理能力も向上するので、筋肉のバテを防ぐこともできます。

心理的な効果

ウォーミングアップをすることは、体だけでなく心理的な側面でもいいことがたくさんあります。

実際には体を温めることも大事ですが、心理的な影響の方が大きいのではないか。というのが最近言われ始めました。

アドレナリンの分泌

心拍数が上がってくることでアドレナリンの分泌が促されます。これにより目の前にことに対するやる気が高まり、集中力が増します。

徐々にゾーンに入ってくるのもアドレナリンが多分に影響してきます。

リラックス効果

集中力が高まるのにリラックス効果というのは矛盾しているように感じますが、体の緊張が取れてくると心も緊張が取れてリラックスしやすくなります。

そうすることで余計な考えがなくなり、自信というか割り切りができるようになります。

イメージ作り

アップをしていることで、実際の動きをイメージしながら動くことができます。

グランドの状況を確認しながら動いていくことで試合に入りやすくなりますね。

正しい動き作り

これはトレーナーがついていると取り入れることができます。

正しい姿勢や体の使い方をアップに取り入れることで、いいパフォーマンスを発揮しやすくなります。

どうしても動きの癖が出やすい時には、アップで意識をしておくことでパフォーマンスの向上を期待することができます。


ウォーミングアップには様々な効果があり、それが障害予防やパフォーマンスの向上につながるのです。

痛くなったら接骨院や病院に行けばいいという考えから、痛みを出さずに長くスポーツ続けられる体作りをしていくのもいいものですよ!

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