半月板の再生医療が現実のものとなりつつあります
先日、とても興味深い記事を目にしました。
ここ数年の医療の進歩は目覚ましいものがありますが、この治療技術を待ち望んでいた人はたくさんいるのではないでしょうか。
半月板損傷の問題点
これまで半月板を損傷すると、切除するか縫合するかという選択肢しかありませんでした。
切除をすると復帰までの期間は早いものの変形性膝関節症になる可能性が高い。縫合は膝の痛みの改善は見込めるものの、復帰までに時間がかかる。半月板の損傷はとても厄介なものという認識が一般的です。
ところが、医療技術の進歩が不可能を可能にしたのです。
これまでの半月板再生医療
以前にも半月板の再生医療を紹介するという内容で、東京医科歯科大学の再生医療研究センター長である関矢一郎先生の取り組みをこちらのブログで取り上げさせていただきました。
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関矢先生のインタビュー記事と合わせてご覧ください。
世界初、半月板の再生医療に挑戦 ――国内850万人の膝痛患者に朗報!(前編)
世界初、半月板の再生医療に挑戦 ――国内850万人の膝痛患者に朗報!(後編)
臨床研究がスタートして、2015年9月の記事では5名の方に実施したと書いていましたが、今回のニュースでは10名が臨床試験を受けていて安全性と効果を調べているということです。
そして、早ければ3年後には一般的な治療になるかもしれません。
※追記:2017年1月の時点で東京医科歯科大学再生医療研究センターによると半月板の再生医療に関する臨床研究は目標症例数に達したそうです。
膝に痛みを抱えている方は非常に多く、半月板の手術を受ける方も年間3万人になると言われています。しかも半月板の手術をしたからといって完治するというわけではありません。
今回の治療法は膝だけでなく、股関節、肘、足首などの関節部に効果的のようですから、この方法で助かる方は何百万人になるか想像もつきません。
半月板の再生と合わせてやっておきたいこと
半月板の再生は非常に楽しみですが、それだけでは足りません。果たして半月板は何が原因で損傷したのか?そこをクリアにしておかないとせっかく半月板が再生をしても、また傷ついてしまう可能性があります。
- 生まれつき半月板が薄いのか
- アライメント不良があるのか
- 突発的なケガだったのか
いずれにしても半月板の再生と並行して、アライメント不良の改善も頭に入れておく方が、より効果は高いと言えます。
3年後、果たしてどうなっているのか。これは楽しみですね!
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- 東京都府中市のコンディショニングサロンめんてな代表の倉持です。体のゆがみを整えて、楽に動ける体作りをサポートします。
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