【手軽】熱中症対策には前腕や手のひらを冷やすのが効果的

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こんにちは、めんてなの倉持です。
いよいよ梅雨も明けて、夏本番に突入しましたね。

ここから学生たちは秋のシーズンに向けた合宿などがスタートするわけですが、日本の夏といえばやっぱり熱中症対策でしょう。

◉練習の時間をずらす
◉日陰を作る
◉質のいい睡眠と栄養補給をする
◉帽子をかぶりアームカバーなどで皮膚を守る
◉水分とともにミネラルやタンパク質を摂る

などなど、できる対策はたくさんあります。


そして、最近になってこんな方法が紹介されるようになりました。

腕や手のひらを冷やすと体の熱を逃しやすい

というものです。実際の論文を見ながら検証していきましょう。

なんで腕を冷やすと体の熱が逃げるの?

手のひらや腕を冷やすことで体内の熱を逃すことができる理由は2つ挙げられます。

血管の役割と腕の表面積がカギを握ります。

手のひらの血管

[su_row][su_column size="1/3" center="no" class=""][/su_column]
[su_column size="2/3" center="no" class=""]ヒトの体の中でも、手のひらや足の裏、頬には動静脈吻合(通称AVA)と呼ばれる毛細血管が存在します。

寒い時には血管を閉じて熱を逃さないようにして、暑い時には血管を開いて熱を逃すようにコントロールするという機能が備わっています。

AVAを冷やすことで冷えた血液が全身を巡り、体の深部体温を下げることができるのです。[/su_column][/su_row]

前腕の表面積

体の中でも腕や脚は、体幹部と比較すると体積に対する表面積が大きいため、血管を冷やしやすい形状をしています。

※体幹部の表面積比を1とした場合、腕は5倍、手指は22倍、足では69倍ほどになると言われています。(引用:ウェザーニュースHPより)

さらに前腕や手の血管は比較的体表に近い位置にあるため、冷却効果が大きいようです。

熱中症対策として股関節のつけ根やワキの下など太い血管が通っているところを冷やすのが一般的でした。ただ、そこを冷やすためにはすぐにできない場合もあるため、もっと簡易的にできる手のひらや前腕を冷やすという手法が紹介されています。

どんな方法で冷やすの?

一番簡単な方法は、バケツやクーラーボックスに氷を入れた水を入れて、そこに腕を突っ込む方法です。

これでしたら特別な器具も必要ありませんし、すぐにでも実践できるでしょう。

他には凍らせたペットボトルを握るとか、水で濡らしたタオルを握るなどもアリです。


保冷剤を握るのもアリといえばアリなのですが、種類によっては冷えすぎて凍傷になるリスクも考えられます。

こちらの商品であれば手のひらを冷やす専用で作られているので、冷やし過ぎることなく体温を下げることができます。

熱中症対策、できることはたくさんあります。

一度熱中症になってしまうと、体調を回復させるまでにかなりの時間を要してしまいます。できる対策から始めていって無事に夏を乗り切りましょう。


【参考記事】
スポーツ気象ラボ 前腕冷却
熱中症ゼロへ 深部体温と熱中症
スポーツ栄養WEB 暑熱環境での試合ではハーフタイムに腕を冷水に浸すと後半のパフォーマンスが向上する

投稿者プロフィール

倉持江弥
東京都府中市のコンディショニングサロンめんてな代表の倉持です。体のゆがみを整えて、楽に動ける体作りをサポートします。

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