スキー湯浅選手の距骨骨折とオリンピックへの可能性
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アルペンスキーのエースで、ソチオリンピックでメダルを期待されている湯浅直樹選手が19日に行われたワールドカップ右足首を負傷しました。精密検査の結果、足首の距骨という骨の骨折が判明。オリンピックへの出場が微妙になってきたようです。
距骨という名称は耳慣れない骨だと思いますので、少し説明していきます。
距骨は踵の骨(踵骨)とすねの骨(脛骨と腓骨)の間にある骨で、ゆがみが起きやすい骨とも言えます。距骨には筋肉がついておらず、4方向から靭帯でつながっているのが特徴です。
距骨骨折は外部から大きな力が加わったり、着地の際に耐久力以上の力が加わったときに折れることが多い。4方向から応力がかかるため大きな負担がかかりやすく、足の骨の中でも骨折しやすいと言われています。
距骨は表面の約60%が軟骨で覆われており、血液供給が限定されているので骨折すると壊死が起こる可能性が高いです。治療としてはギプスなどで固定して、安静にするのが一般的です。
今回、2本のボルトで固定する手術を受けたようですが、術後の経過はとても良好とのこと。
術後24時間も経たないうちに松葉杖をつきながら廊下の歩行や階段の上り下りなどのリハビリも開始した様子。
2月22日のオリンピック本番までちょうど一ヶ月。
メダルに向けて過酷なリハビリを乗り越えて戻ってきてくれると信じています。
投稿者プロフィール
- 東京都府中市のコンディショニングサロンめんてな代表の倉持です。体のゆがみを整えて、楽に動ける体作りをサポートします。
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