アリゾナ筋膜解剖実習② 実際の筋肉のつながり
アリゾナから帰ってきて、早くも一週間が経過しようとしています。
実際に御献体の筋肉や筋膜を目で見て、指先で感じたことで、これま以上に繊細な感覚を得ることができました。それは時間の経過とともに、実感値が大きくなっています。
筋肉の重なり方やつながりをイメージしやすくなったといえばいいのでしょうか。
やはり教科書に載っていることと本物は違うな、ということを実感していますし、ここで解剖書を読み返すことでより鮮明になってきます。
私は股関節から膝にかけてを中心に解剖を進めていったのですが、実際にメスを使いながら筋肉を見ていくと驚きの連続です。
例えば腸腰筋。
腸腰筋は腰椎から太ももの付け根に伸びる大腰筋と、骨盤から太ももの付け根に伸びる腸骨筋を合わせた総称です。

腸腰筋(引用:VISIBLE BODY)
深部にある筋肉なので普段はなかなか触ることができない筋肉ですよね。
私が担当した御献体は背骨に湾曲があったため、筋肉の左右差もかなりの違いがありました。特に大腰筋の左右差は大きく、身体の歪みの影響をまざまざと見せつけられた感じがします。
大腰筋は骨との付着部で横隔膜とつながっているため、大腰筋の活動が呼吸にも影響をしているんだなということも確認することができます。
ちなみに横隔膜は肝臓ともつながっており、特に肝機能の障害が出てくると横隔膜との癒着がかなり強くなるようです。
この辺の内臓との関連はまだまだ弱いところですので、これから勉強しなければいけませんね。
それから座骨神経。
座骨神経痛に悩んでいる方はとても多いですよね。一度症状が緩和しても、再発しやすいので気をぬくことができません。

座骨神経(引用:VISIBLE BODY)
右側はお尻にある大臀筋を取り除き、太ももの裏にあるハムストリングスを薄い水色に加工してあります。黄色い部分が座骨神経です。
実際に見てみるととても太くて、手でしっかりと触って確認することができます。
坐骨の付近では表層からでもしっかり確認できると言われてはいましたが、目で見ることで確信を持つことができました。
この神経は梨状筋というお尻の奥にある筋肉の下を通っているのですが、人によっては筋肉の真ん中を貫通してしまったり、筋肉を上を通って痛みを出すこともあるようです。
他にも太ももの裏側や膝の内側(鵞足部)の構造についてもしっかりと確認することができました。
当店ではハムストリングスの痛みや膝の内側の痛みで来店する方が多いため、この構造をしっかりと確認することはマストです。
ハムストリングスの痛みに関しては、内転筋の影響がかなり強いのかなという印象です。
内転筋はいくつかあるのですが、特に大内転筋という筋肉は太ももの裏側についており、これもサイズ的にはかなり大きかったです。
トム先生曰く、第4のハムストリングスという位置づけなのでここもしっかりとアプローチしなければいけません。
意外と大胸筋や広背筋、僧帽筋といった上半身の筋肉が薄く、その深層にある筋肉が大きかったことに驚きました。
実際に見てみないとわからないものですね。
他にもたくさんのことを確認することができたのですが、やはり筋肉は一つ一つバラバラではなく繋がっているのだなということを確認できたのが一番の収穫です。
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