試合前の食事が喉を通らない時に試してみたい栄養補給

チームでの指導をしていると、どこのチームでも試合前になると緊張をして食事が喉を通らなくなる選手がいます。めんてなにいらっしゃるお客様でも同じような相談を受けました。

長丁場の試合になるとエネルギーが足りなくなるので、できるだけ食事はとっておきたいものです。ゼリーやサプリメントも使い方次第ですが、まずは食事を工夫して自然な食べ物を摂れるようにしたいですね。

緊張で食事が喉を通らなくなる仕組み

そもそも、どうして緊張をすると食事が喉を通らなくなるのでしょうか?

まず着目したいのが口の中で分泌されている唾液。食べたものを消化する作用や口の中をばい菌から守る抗菌作用など、唾液は生きていく上で重要な役割を持っています。

唾液は90%以上が水分でできており、体の状態によってサラサラな唾液かネバネバな唾液が分泌されるような仕組みになっています。

サラサラ唾液(漿液性唾液)

副交感神経優位の時、いわゆるリラックス状態で分泌される唾液。サラサラとして唾液量も多いので、口中の潤いや消化・中和作用を助けてくれます。

ネバネバ唾液(粘液性唾液)

交感神経優位の時、いわゆる緊張状態やストレスにさらされている時に分泌される唾液。ネバネバして分泌される唾液量も少なく、粘膜の保護や保湿などの効果があります。

緊張状態になると、唾液がネバネバして分泌される唾液量が少なくなるのです。そのため、口の中がネバついて飲み込みにくくなるという原理です。

唾液の量を増やすには?

では、唾液の量を増やすにはどうすればよいのでしょうか?口から唾液が自然に出てくるような食べ物を思い浮かべてみてください。どんな食材が思い浮かびましたか?

例えば梅干し。

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梅干しを口に入れた瞬間の酸っぱさを想像するだけでも口の中に唾液が広がりますね。無理に食べなくても想像をして自然に唾液が出てくるだけでも大丈夫です。

他にはレモン。

レモン汁を口に入れることは少ないですが、レモンの目がさめるような酸っぱさも強烈です。グレープフルーツなどにも同じ効果が期待できます。


こうやって見ていくと大体わかってきますね。唾液を増やして食欲をかきたてるには、酸っぱいものをうまく取り入れることが重要になるということです。

昔は梅干しのおにぎり(おかゆ)や蜂蜜レモン、グレープフルーツの砂糖漬けなどが試合前、試合中の栄養補給の定番でした。これにはこう言った理由があったんです。


梅干し、レモン、グレープフルーツなどの酸っぱい食べ物には、クエン酸が豊富に含まれています。疲労回復、血流改善、ミネラルの吸収促進など体にいいことばかりです。

ただし、苦手な人が無理に食べる必要はありません。

食べ物以外には、優しめに歯みがきをする、舌先で歯の裏側をチョンチョン押して刺激する、ガムを噛む、といったところでしょうか。口中を刺激することで、唾液の分泌量を増やすように刺激します。

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