かけっこのスタート姿勢で腕と同じ側の足が前にあるのは不利?

小学生のかけっこ教室で指導をしていると、お母さん方から下記のようなご相談を受けることがあります。

「スタートの姿勢で同じ方の腕と足を前に出してしまうので、注意するけどなかなか直らない。全然聞いてくれないので困ってしまう。」

という内容です。確かに走っている時の腕と足の運びは、逆側になりますよね。右足が前に出ている時は左手を前に振る。これが自然でこの原理からすると、スタートの姿勢でも左手と右足が前に出るのが自然と言えます。

実際に、私たちの指導でもそうなるように指導をしています。


ただし、子供の場合はこれが不自然になる子もいます。というか、発達過程の中でこのような過程を通ることが多いです。

幼稚園児の走り方を見てると腕も振らずに走り回っている子を見かけませんか?

腕を振るというのは大きなエネルギーとなるので、その力を足の力に転化するだけの体幹力が必要になります。もともと外遊びが好きで様々な動作体験をしている子は自然と身に付けますが、意外とそうでない子もいます。


ボール投げの発育発達で考えると、

第一段階(2〜4歳) 手と肘の動きでボールを投げる
第二段階(4〜5歳) 肘と肩を後方に引いて投げる(ステップなし)
第三段階(5〜6歳) 投げ手と同側の足を出して投げる(体重移動)
第四段階(6歳以降) 投げ手と反対側の足を出して投げる(重心移動*回旋)

という発達の段階を踏んでいきます。ちょうど年長さんから小学生低学年は第三段階に当たるので、回旋動作の習得をする時期に当たります。

逆に言えばまだまだ回旋動作は身についていない子も多いので、回旋動作の連続である走動作(とりわけスタート姿勢においては)では手と足が連動して動くというのが難しいと言えます。

まずは重心を移動させて前に進むということを考えると、足と同じ方の手を前に出してスタート姿勢を作ったほうが前に乗りやすいのではないでしょうか。


こういう子はいくら前に出す手と足を注意をしても、不自然なのでできません。できないからと怒らないでください。怒って子供が萎縮してしまうだけで、いことはありません。

2、3年生になったら自然にできるようになることがほとんどなので、それまで見守ってあげてほしいです。走るのが嫌いにならないためにも。

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