姿勢によるふくらはぎの動きの違い

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こんにちは、めんてなの倉持です。

最近は店舗の運営やトレーナーの育成のほかに、研究活動も行っています。

今回ご紹介するのがマッスルブループリンツ株式会社が開発を手がけている筋電アプリ「筋肉Phone」になります。

神奈川大学人間科学部の衣笠先生が「テクノロジーを開発し、筋肉の若返りと不老長寿を実現する」というミッションのもとに開発をスタートされました。

従来の筋電計は100万円以上するだけでなく、大がかりでしかも解析に時間がかかる。

そのため、現場での指導にはあまり向いていませんでした。

それをリアルタイムで活動状況を把握できるというのはとても画期的な製品だなと感じています。

例えば、こちらのインスタグラムで紹介したつま先立ちの動き。カーフレイズというトレーニング種目です。

狙いはふくらはぎにある腓腹筋という筋肉を鍛えること。

最初の3回が膝を伸ばした姿勢、次の3回が膝を曲げた姿勢でのカーフレイズです。

波形に大きな違いがあるのが見えるでしょうか?

筋肉はさまざまな特性があって、その特性に合わせたトレーニングを行うことで効果的に鍛えることができるようになります。

こちらの腓腹筋は二関節筋といって、二つの関節(膝裏と足首)をまたいで骨につくのが特徴です。

膝を伸ばしているとしっかり活動してくれますが、膝を曲げると活動が落ちます。

グラフを見ると一目瞭然ですね。

では、この時はどこの筋肉が動いているのでしょうか。

正解は腓腹筋の奥にあるヒラメ筋です。

画像の左側が腓腹筋、右側が腓腹筋を取り除いたら下から出てくるヒラメ筋です。

腓腹筋は膝裏の上側についているのに対して、ヒラメ筋は膝裏の下側についているのがわかりますか?

この違いが筋肉の活動に大きな差を生むのです。

ヒラメ筋は単関節筋といって一つの関節のみをまたぐ(足首)筋肉なので、膝の影響は受けません。

ヒラメ筋と腓腹筋、どちらも足首の動きには重要な筋肉で両方が正しく働くことで歩いたり、走ったりがスムーズになってくるのです。

せっかく腓腹筋を鍛えようとトレーニングを頑張っていたのに、ヒラメ筋ばかりを使っていた。

それはもったいないですよね。

実際に、狙った筋肉とは別のところを使っていて目的の体になれないという相談はよく聞きます。

当店では筋肉や関節の特性に合わせたパーソナルセッションを行っておりますので、自分の体に合ったコンディショニングを知りたいという方は一度お問い合わせください。

Warning

うまく地面を蹴ることができない、ふくらはぎやスネが疲れやすいという方。

もしかしたら足首の硬さが原因かもしれません。

足首はセルフで行うストレッチだけでは伸びづらく、どれだけ頑張っても硬いままという方がとても多い部位の一つです。

そんな時に役に立つのがこちらのストレッチボード。

傾斜のついたボードに真っ直ぐ立つだけでふくらはぎがしっかり伸ばされて、自然に足首の柔軟性を獲得することができます。

この時に気をつけるのが、つま先をまっすぐ正面に向けておくこと。

特に硬い方はつま先が外に向いたまま伸ばしてしまうので、アキレス腱のあたりがうまく伸びてくれません。

ボードを活用するときは、姿勢を意識することが効果を引き出すポイントになります。

投稿者プロフィール

倉持江弥
東京都府中市のコンディショニングサロンめんてな代表の倉持です。体のゆがみを整えて、楽に動ける体作りをサポートします。

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