子供の足首捻挫を甘く見ないで!子供だからこそしっかりとした対処を
こんにちは、めんてなの倉持です。
先日、バドミントン部に入っている息子が試合で足首を捻挫して帰ってきました。本人曰く「そんなに大したことはない」とのことでアイシングもしなかったようですが、よくよく足を見てみるとボッコリと腫れています。
小学生の時もちょくちょく捻挫をしていたので、本人の中では大したことはない感じだったのでしょうが、子供の頃の捻挫は本当にクセになるので焦って処置をしておきました。
以前に、亀田総合病院の大内先生も記事にしてくれていたのでぜひこちらもご覧ください。
足首の捻挫とは
足首は足の部分と脛の部分を結んでいる関節のことで、骨の形状的に内側にねじりやすい構造をしています。それを支えるために足首の外側についているのが、前距腓靭帯、踵腓靭帯、後距腓靭帯という3つの靭帯。
走っている時や切り返すときにグキッとひねってしまうと、これらの靭帯を痛めることが多いです。
特に子供の頃は骨が成長段階にあるためにもろく、靭帯の損傷よりも剥離骨折になる可能性が高かったりするので注意しておきましょう。
私自身も学生時代に足首の捻挫を繰り返していたこともあり、しばらくの間は何もつけずに走ることに不安を感じていました。
そんな時はサポーターやテーピングをしておくと安心感が得られます。
足首の捻挫をしたらどんな処置をする?
もし練習や試合中に捻挫をしてしまったら、次のような流れで対処するようにしましょう。
- 氷でアイシングして圧迫15分→アイシングを外してバンテージで圧迫を45分→3回繰り返す
- 足首を90度に固定(あれば段ボールなどで、なければ包帯)して病院を受診
- できればレントゲンだけでなく超音波検査(エコー検査)をしてもらいましょう
- 2日間は湯船に入らず足首を固定して安静にしておく
- 特に異常がなければ3日目頃から少しずつストレッチとリハビリ
RICE処置
まずアイシングの処置といえばRICEを覚えておきましょう。
R=Rest 休息
I=Ice 冷やす
C=Compression 圧迫
E=Elevation 挙上
冷やす時はできれば氷を使うようにしましょう。そのためにも、試合会場では氷の確保を忘れずに。氷と合わせてアイスバッグやバンテージも持っておくといざという時に便利です。
病院を受診
そんなに大したことはないと思っても、できるだけ病院は受診するようにしましょう。骨や靭帯の状態はレントゲンやエコーを使わないと正確にはわかりません。
骨折や靭帯の損傷レベルによってもちろん流れは変わりますので、医師の診断のもとに行動することは忘れないようにしてください。
また、行き慣れている接骨院があるようでしたらハイボルトやマイクロカレントといった電気治療も効果的なので、早めに行くことをオススメします。
今は家庭で使えるマイクロカレントの機器も出ていて、ホントに治療院がいらなくなるんじゃないかと思うくらい。こちらはほとんど刺激を感じない微弱な電流を流すことで、体のケアをしてくれます。
動けるようになってきたら少しずつストレッチとトレーニング
動ける段階に入ってきたら無理のない範囲から動かすようにしていきましょう。
休ませることは大事ですが、あまりにも固定する期間が長くなると逆に関節の動きが悪くなり、今度はそこから動かすことに時間がかかってしまいます。
足首のトレーニングやストレッチはしっかり行ってほしいですが、その判断は難しいのでスポーツの専門家に聞くようにしてください。
足首のトレーニングに関してはこちらの記事が参考になります。
[nlink url="https://www.mentena.com/?p=7287"]
たかが捻挫、されど捻挫
足首の捻挫はよく起きるので甘く見られがちですが、子供の頃の捻挫の影響で足首の動きが悪くなって大人になって膝や股関節に問題が起きてくる方を何人も見てきました。
それくらい足首は重要な部位です。
たかが捻挫と思わずに、アイシングと固定、病院の受診を忘れないようにしましょう。
投稿者プロフィール
- 東京都府中市のコンディショニングサロンめんてな代表の倉持です。体のゆがみを整えて、楽に動ける体作りをサポートします。
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