ドライシンドロームが体の不調を招く?乾燥から体を守るために気を付ける3つのこと

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体が乾燥してさまざまな不調の原因となるドライシンドローム。最近ではメディアに取り上げられる機会も増えてきたので、ご存知かもしれません。

冬になって肌が乾燥しやすくなったり、パソコンのやりすぎで目が乾きやすくなるドライアイなど生死に関わるほどの疾患ではないけれど、毎日の生活に不快を感じてしまう厄介な症状です。

ドライシンドロームって?

私たちの体の60%は水分でできており、汗や涙、唾液のおかげで体が乾燥することから身を守ってくれています。

ところが、様々なストレスが原因で自律神経が乱れてくるとこれらの体液を分泌する機能が低下して、体が乾燥しやすくなってしまいます。

乾燥肌

日本の冬は湿度が40%を下回ることもあり、肌が乾燥しやすくなるのでお肌のトラブルに敏感になっている方も多いと思います。

体の60%は水分でできているとお話ししましたが、そのうちの15%が皮膚に集中しているため皮膚の水分量はそのまま体の器官に影響を及ぼします。


肌の乾燥の原因としては、アトピー性皮膚炎、湿度の低下、寒さ、ストレス、加齢、シェーグレン症候群など様々です。

乾燥肌を放っておくと皮膚をバリアする機能が低下して、出血をしてさらに痒くなってかいてしまうという悪循環に陥ったり、シワやシミができて年齢よりも上に見られたりしがちです。



ドライアイ

ドライアイの特徴は「目が乾く」「しょぼしょぼする」「目が疲れた」「目がかゆい」といった症状。

涙の分泌量が低下することで起こりやすく、室内の乾燥、画面の見すぎによるまばたきの回数の減少、コンタクトレンズの長時間の使用などが原因として考えられます。


涙には目の乾燥を防ぐだけでなく、目に入ったゴミなどを洗い流したり、酸素や栄養素を目の表面に届けて目の健康を保つなどとても大切な役割があります。

涙が足りなくなってくると目のレンズの屈折にも影響が出るので、目が悪くなりやすいこともわかってきました。


ドライマウス

もう一つ忘れてはいけないのが口の乾燥、ドライマウスです。唾液の分泌量が減少して口の中が乾きやすくなる状態のことです。口が乾く、口の中がネバネバする、口内炎になりやすい、口が臭い、味がわかりにくいなどの症状が出てきたら要注意。

唾液の分泌が少なくなることで虫歯や歯周病のリスクも高まるため、ちょっと怪しいと感じた時は早めに相談に行きましょう。


唾液にはアミラーゼという酵素が含まれており、食べ物の消化を助けてくれます。

さらに唾液に含まれる免疫物質にはウイルス性の病気の発症を防ぐ役割があるため、唾液の存在は口内環境を整えるだけでなく、体の健康を考える上でも欠かせません。

ドライシンドロームから体を守るための対策

ドライシンドロームの原因としては、ストレス、加齢、アレルギー体質、湿度の低い日本の冬などが影響してきます。

「いつものことだから」と放置していると徐々に悪化してきますので、できることから始めていきましょう。

肌を乾燥から守る

乾燥から守るというと保湿のイメージがありますが、まずは肌をキレイにすることから気をつけていきましょう。

古い角質が残ったままですと皮膚の下から新しい角質が生まれてこないので、保湿を頑張ってもなかなか効果が出てきません。


その上で、保湿クリームをこまめに塗る、水分を意識して摂る(できれば暖かいもの)ようにしてみましょう。

手術をしたあとや痛みがあるところなどは乾燥が原因で痛みが強くなることもありますので特に保湿が大切です。



眼を乾燥から守る

ドライアイだからといってむやみやたらに市販の洗浄液で眼を洗浄したり、点眼薬を使いすぎるのは逆効果になりかねません。

洗浄液に含まれる防腐剤が症状を悪化させるリスクもありますし、大切な自分の涙を洗い流してしまうことも考えられます。


意識的にまばたきの回数を増やす、エアコンの風に直接当たらず加湿をする、ディスプレイとの距離をあける、1時間ごとに休憩をとって眼を休ませる、蒸しタオルなどで温めるなどを意識してみましょう。



口を乾燥から守る

ドライマウス対策としては唾液を出すことが一番。まずは唾液腺マッサージがすぐにできて効果のある方法です。

耳の前側でほっぺたの部分を指で円を描くようにほぐす、下顎のラインに沿ってマッサージ、顎の裏を指で軽く押すといった感じで口の周りをほぐしてあげると唾液が出やすくなります。


また梅干しやレモンなどのように酸っぱいものは唾液の分泌を促進しますし、よく噛むことで唾液が出やすくなります。

投稿者プロフィール

倉持江弥
東京都府中市のコンディショニングサロンめんてな代表の倉持です。体のゆがみを整えて、楽に動ける体作りをサポートします。

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