スネが痛い時に効果的な足の甲のストレッチ
先日、このような質問をいただきました。
[st-kaiwa1]スネの痛みをとるにはどうしたらいいですか?[/st-kaiwa1]
陸上をしている方からの質問だったのですが、スネの痛みを訴える選手は多いですよね。質問をいただいた後に何度かやり取りをして、以下のことがわかりました。
●足の指が反りやすい
●指先を丸めるのが苦手
●足首が硬い
ここから私はこのように返信しました。
[st-kaiwa1 r]足の甲のストレッチや足の裏のマッサージをするようにしてください。つま先を立てて、足の指を丸めるようにして20秒キープ、テニスボールを地面に置いて上から踏みつけて20秒キープを行うようにします。[/st-kaiwa1]
なぜこのような答えをしたかという点について解説していきます。
※足を直接触ったわけではなく、あくまでメールでのやり取りから返信しております。その点をご理解いただければと思います。
スネの張りと足の甲の関係性
足の甲側には足の指を反らせる長趾伸筋や長母趾伸筋といった筋肉があります。これらはスネの前側にある前脛骨筋の横を通っています。
陸上などで足を引き上げる動作が増えてくると、指を引き上げる筋肉が過剰に反応してしまって前脛骨筋と協働して使われやすくなってしまうのです。
そのため足首を曲げよう(上に引き上げる)とした時に、一緒に指先も反ってきてしまうという動きが出てしまいます。
スネの張りを訴える選手ではこの傾向がよくあるので、まずは足の甲(指)のストレッチを行ってもらうようにしています。
やり方は足の甲を立てて指先を丸めるようにするだけです。このまま20〜30秒キープするようにしましょう。
スリッパやサンダルで生活する時間が長いと、脱げないようにするために指先をそらせるクセがつきやすくなることも考えられます。
足の裏のマッサージ
足の指が反ってくると足の裏は引っ張られてパンパンになってしまいます。
本来なら、指先を自分で丸めるようにすることで機能を取り戻すことができるのですが、常に張っている状態が続くと筋肉の縮め方がわからなくなってしまうのです。
そこでテニスボールなどを使い、一旦緩めてあげることで指を握りやすくしてあげます。
テニスボールを踏む場合には1分以上やってしまうと逆に硬くなってしまうので、長くても20〜30秒に留めるようにしてください。
テニスボールを踏んだら、指先を丸める、また踏んで丸める、を3セットほど繰り返すと緩んでくる感覚が出てきますよ。
今回の対応はメールに対する答えになるので、あくまで推測の域に過ぎません。
ですが、病院や接骨院に行ってもなかなか改善されないという方も多くいると思うので、そんな方のためのちょっとした助けになればと思ってメールやLINEでも質問を受け付けています。
スネの痛みに関するお問い合わせは
「スネが痛くて練習できない」
「足がいつも疲れている」
という時はお気軽にご相談ください。専門のパーソナルトレーナーがあなたの体にあった施術とトレーニングをマンツーマンで対応致します。
ご自宅でできる簡単なストレッチやトレーニングの指導なども行いますので安心して取り組むことができます。
お問い合わせ・ご予約はこちら
お問い合わせや施術のご予約はこちらのフォームより承ります。
ご予約を希望される方は、ご希望の日時や連絡先を下記フォームに記入して送信をお願い致します。後ほどスタッフから折り返しのメールをお送りししますので、日時の確認を終えた段階でご予約が成立となります。
メールフィルターをお使いの方は、事前に下記ドメインを受信可能にして下さい。
@mentena.com
当日の施術をご希望の方は、
042-306-6147 までお願いします。
「ホームページを見て…」とお気軽にお電話ください。
投稿者プロフィール
- 東京都府中市のコンディショニングサロンめんてな代表の倉持です。体のゆがみを整えて、楽に動ける体作りをサポートします。
最新の投稿
イベント2025年2月6日トレーナー向けキャンプの開催報告
ストレッチ2025年2月6日【徹底比較】腰痛対策チェアおすすめ5選!長時間座っても快適な椅子の選び方
呼吸2024年12月24日呼吸のことをもっと深く学ぶためにどの書籍がおすすめですか?
イベント2024年12月20日鼓童特別公演「山踏み」行ってきました!
初の著書|太鼓打ちのための身体の整え方 〜呼吸・体幹編〜
打ち込む力を引き出す!太鼓打ちのための身体の整え方
〜呼吸・体幹編〜
を電子書籍にて上梓しました。
”太鼓打ちのための”という表現になっていますが、野球やテニスといったオーバーヘッド種目、音楽をされている方など身体を使うすべての方に参考になる内容になっています。
これまで様々なチームで指導をしてきましたが、いいパフォーマンスを発揮するためには呼吸や体幹の動きを整えていくことが最優先なのではないか、という結論にたどり着きました。
いかに呼吸を整えることが大切か、体幹の動きを適切なものにするためにはどんなことが必要か、それらを一冊にまとめたものが本書籍になります。
ただストレッチやマッサージ、筋トレをしているだけでは身体を変えることはできません。
その前提としての呼吸の最適化であったり、体幹の動きの最適化をしていくことで、トレーニングの効果もさらに高まってきます。
「腰を痛めることなく動き続けたい」
「呼吸が浅いのをなんとかしたい」
「もっといいパフォーマンスをしたい」
という方におすすめの一冊です。