肩はとても不安定な構造をしているため、とても痛めやすい部位でもあります。
こんな方におすすめ
- 猫背で肩こりがひどい
- ボールを投げて肩を痛めてしまった
- 肩を脱臼してから抜けやすくなった
- 五十肩で肩があがらない
肩の痛みと姿勢はとても大きく関係しているため、筋肉を鍛えるだけではなかなか改善しません。無理なトレーニングは逆に肩の痛みが強くなる場合があります。
肩に痛みが出る原因
肩に痛みが出る原因は、主に以下の3つと考えられます。
- 姿勢の悪化
- 使いすぎ
- 柔軟性の低下
腕の重さは両腕で体重の約12%、頭の重さは体重の約8%と言われています。姿勢が悪くなり猫背になると肩や頭が前に出てしまうため、肩にかかる負担は余計に大きくなることがわかると思います。
肩には常に重力がかかっている
肩の関節は球関節と言って、360°自由に動かせる構造をしています。四つ足動物から二足歩行へと進化し、肩周りの可動域を大きくするために不安定な構造になってしまったと言い換えることもできますね。
『不安定な構造+重力によるストレス=肩への負担増』
と考えていただくとわかりやすいのではないでしょうか。
肩の構造
肩は肩甲骨と鎖骨で作られたカップの下に上腕骨の先端がぶら下がる形で構成されています。それらの骨を結ぶのは幾つかの小さな靭帯とローテータカフ(腱板)と呼ばれる小さな筋肉です。
肩周りの筋肉は役割によって、以下のように分けることができます。
- 動きを支えるインナーマッスル
- 力を発揮するアウターマッスル
- 肩甲骨と背骨を結ぶ筋肉
姿勢が悪くなったり肩を使いすぎるとこれらの筋肉のバランスが崩れるため、骨の位置関係がズレたり動きに不具合が生じます。これが痛みとなって訴えてくるのです。
これは、姿勢が悪くなり猫背のまま活動をしているのとほぼ同じ状態と捉えてください。
姿勢と肩の痛みの関係性
肩の位置関係がいい状態にあればある程度肩を使っても痛めにくいですし、位置関係が悪くなるとそんなに使っていなくても痛くなりやすいのです。
肩の位置関係をよくするには胸椎(背骨の胸の部分)の動き(伸展)と肩甲骨の動きが非常に重要なので、肩だけの動きに捉われず全体を通した動きを意識するようにします。
痛みが出ている時は炎症が起きているか、硬くなってしまっている状態。可動範囲が狭くなっている(柔軟性の低下)ため、無理なくできる範囲から行います。また、重力に対して楽な姿勢を取ろうとすると猫背になりやすいです。
肩の症状別のページ
肩に関する詳しい症状に関しては、こちらに載せておりますので、もっと細かいところまで知りたいという方は是非お読みください。
四十肩・五十肩
[st-card id=393 ]特に何をしたわけでもないのに、肩があがらなくなってきたり痛みを感じるようになってきたら四十肩や五十肩を疑ってみてください。
腕のしびれ
[st-card id=1161 ]しびれが出るということは体のどこかで神経が圧迫されている証拠。まずは病院で精密検査を受けることをお勧めします。
インピンジメント症候群
[st-card id=399 ]腕をあげる時に引っかかりや痛みを感じる症状のこと。野球やバレーボール選手に多い症状です。
野球肩(腱板損傷)
[st-card id=395 ]肩の後ろ側や上に痛みが出る症状のこと。投げる動作のフォロースルー時などに痛みが出ることが多いです。
野球肩(上腕二頭筋長頭腱炎)
[st-card id=397 ]肩の前側に痛みが出る症状のこと。運動選手だけでなく重い荷物を運ぶ作業をしている人にも出ることが多いです。
肩関節不安定症(ルーズショルダー)
[st-card id=403 ]ゆるくて外れそうな肩の症状のこと。先天的にゆるい場合と、後天的に外れやすくなる場合があります。
外傷性脱臼(亜脱臼)
[st-card id=3525 ]タックルを受けた時などに肩が外れてしまう症状のこと。
肩の痛みに関するお問い合わせは
こんな方におすすめ
- 猫背で肩こりがひどい
- ボールを投げて肩を痛めてしまった
- 肩を脱臼してから抜けやすくなった
- 五十肩で肩があがらない
このような症状でお困りの時はお気軽にご相談ください。
ご自宅でできる簡単なストレッチやトレーニングの指導なども行いますので安心して取り組むことができます。
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当日の施術をご希望の方は、042-306-6147 までお願いします。「ホームページを見て…」とお気軽にお電話ください。
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