発育期の肩の痛みは

発育期の骨組織には上端と下端に骨端軟骨というものがあり、骨端軟骨の増殖→骨化を繰り返すことで骨が成長していきます。

骨端軟骨は通常の骨よりも軟らかいため、繰り返しのストレスがかかると傷つきやすく痛みを引き起こします。

特に投球動作時に肩にはとても大きなストレスがかかります。

成長段階では筋肉よりも骨の方が成長が早いため、この時期に酷使してしまうと靭帯や腱をいためる原因にもなってしまいます。

成長期のケガは大人になっても引きずってしまうほど重大なため、しっかりと治す必要があります。

子供の体は大人の体の縮小版と考えられがちですが、全くの別ものですので十分に注意しましょう。

痛みを感じたら

いい投げ方をするのは大事ですが、それ以上に投げすぎに注意です。

どんなにいい投げ方をしても肩には大きな負荷がかかります。

特に子供の成長は人によって様々で、早熟の子もいれば晩成型の子もいます。

全員を同じように扱うのではなく、それぞれの子にあわせた指導法ということも大事なポイントです。

また、これまで見てきた経験から股関節周りが硬い子に、肩や肘の障害が出やすいです。

これは体が開きやすくなることで、肩に負担をかけていると考えられます。

めんてなでは、肩周りの柔軟性とともに、股関節まわりの柔軟性の向上、体幹のねじれパターンの習得で、正しい動作パターンを体で覚えていただきます。

最近は体が硬い子も多くなってきているので、まずは毎日のストレッチを徹底するだけでも効果はありますよ。

初の著書|太鼓打ちのための身体の整え方 〜呼吸・体幹編〜

初めての著書

打ち込む力を引き出す!太鼓打ちのための身体の整え方
〜呼吸・体幹編〜

を電子書籍にて上梓しました。

”太鼓打ちのための”という表現になっていますが、野球やテニスといったオーバーヘッド種目、音楽をされている方など身体を使うすべての方に参考になる内容になっています。

これまで様々なチームで指導をしてきましたが、いいパフォーマンスを発揮するためには呼吸や体幹の動きを整えていくことが最優先なのではないか、という結論にたどり着きました。

いかに呼吸を整えることが大切か、体幹の動きを適切なものにするためにはどんなことが必要か、それらを一冊にまとめたものが本書籍になります。

ただストレッチやマッサージ、筋トレをしているだけでは身体を変えることはできません。

その前提としての呼吸の最適化であったり、体幹の動きの最適化をしていくことで、トレーニングの効果もさらに高まってきます。

「腰を痛めることなく動き続けたい」
「呼吸が浅いのをなんとかしたい」
「もっといいパフォーマンスをしたい」

という方におすすめの一冊です。