先日、いつもお世話になっている亀田総合病院にて勉強会を行っていただきました。前回伺ったのが昨年の5月ですから約10ヶ月ぶりの訪問です。

今回は、めんてなをご利用されているお客様が繰り返し膝蓋骨を脱臼するということで手術をお願いしていたこともあり、その手術の内容や術後のリハビリに関する情報共有が主な目的。


それにプラスして前十字靭帯再建術の新たな知見、肩のSLAP損傷に対する手術、変形性膝関節症の高位脛骨骨切り術まで幅広く話しをすることができました。

千葉県の鴨川市にあるため、朝4時に家を出て、帰ってきたのが21時。

1月に行ったアリゾナの解剖実習で得た知識のおかげで、話しの内容も格段にイメージしやすくなっています。忙しい中、時間をとっていただいた先生方に感謝してもしきれません。

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膝蓋骨脱臼とは

膝蓋骨脱臼とは、膝の曲げ伸ばしをする際に膝蓋骨(膝のお皿)が外側や内側にはずれてしまうことを言います。ほとんどの場合、外側に脱臼すると言われています。

膝蓋骨脱臼は、生まれつき膝のお皿がはずれやすい先天的な場合と、バスケットボールやバレーボールなどで着地をした際に起きる突発的な場合があります。


こちらは大腿骨を下から見たCT画像になります。

正常な膝のくぼみ

正常な膝のくぼみ

膝のくぼみがない状態

膝のくぼみがない状態

左側が正常な形状。膝蓋骨が通るくぼみがあるため、膝の曲げ伸ばしをしても動きが安定します。

それに対して、右側は反復性膝蓋骨脱臼をしている方の形状。くぼみがなくて、なだらかな丘のようになっているのがわかりますよね。そのため膝を曲げる瞬間や伸ばす瞬間に膝蓋骨が収まらず脱臼をしてしまいます。


こちらが正面から見たCT画像。

正常な膝蓋骨の位置

正常な膝蓋骨の位置

外方偏位した膝蓋骨

外方偏位した膝蓋骨

左側の画像は膝蓋骨が真ん中に収まっているのがわかりますが、右側の画像では明らかに外に偏位しているのがわかります。


実は立った姿勢で膝を伸ばしきると膝蓋骨がはずれてしまうため、小さい頃から立っているときに完全に膝を伸ばしたことがなかったそうです。

寝ているときに膝を伸ばしたり曲げたりするときも、その瞬間は膝を外側から抑えてはずれないようにしています。

せっかくめんてなまでいらっしゃったのですが、すぐに手術が必要だとわかったので亀田総合病院に紹介しました。むしろ、ここまで病院で手術は必要ないと言われていたことが不思議なくらいでした。

内側膝蓋大腿靭帯(MPFL)再建術とは

膝蓋骨が脱臼しないためには、大腿骨のくぼみだけでなく周辺の靭帯の存在も不可欠です。

膝の靭帯というと前十字靭帯が有名ですが、外方に脱臼してしまう場合には内側膝蓋大腿靭帯という靭帯が断裂している可能性が高いです。膝蓋骨と大腿骨を内側でつなげている靭帯ですね。

切れた断裂を修復するのは難しいため、ハムストリングスの一部である半腱様筋の腱をとって、それを二重に折りたたんで靭帯の代わりにしていきます。


骨の形が不完全なのだから骨も削って形状を整えた方がいいのではないか、という疑問が生まれるかもしれませんが基本的に骨を削ることは行われません。

その理由は、
①無駄に骨を切ると可動域が狭くなるなど弊害が大きい
②滑液が不十分のため余計な痛みが出る可能性が高い

特に滑液の話しはとても納得のいくものでした。


正常膝では膝蓋骨の動きを滑らかにするために、くぼみ部分に滑液が存在します。動きを滑らかにする潤滑油のようなもので、関節部分には基本的に存在します。

ところが、くぼみがなく膝蓋骨が外方に偏位してしまった場合、滑液も外方部分に存在するように適応していくそうなんです。

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そのため、正常な位置と思われるところに移動させてしまうと、滑液が役に立たなくなり骨と骨が直接当たってしまって痛みを生み出す可能性があるとのことです。

人間の適応力に驚くとともに、もしかしたらアライメントを正すことは必ずしも必要ないのではないだろうか、という疑問も生まれてきました。

これは今後の課題として取り組んでいくところです。

術後のリハビリ

手術から二週間ほど入院するのですが、翌日から少しずつリハビリを開始していきます。

しばらくはブレース(装具)をつけての生活が続きます。

目標は、
・8週間までに膝の全可動域回復
・12週間までにジョギング
・16〜20週で筋力の健患比80%以上

退院してからは亀田総合病院と連携を取り合って一緒にリハビリを進めていくため、内容については細かく指示を仰ぎました。


少し心配しているのは、これまでの生活の中で膝を伸ばして立ったことがないということ。

歩く感覚がこれまでとは全く異なってしまうため、どうなるか想像がつきません。意外とすんなりいくかもしれないし、恐怖心でなかなか進まないかんもしれません。

さらにいうと、実は逆側の足も同じような症状のため半年〜1年後には手術を行う予定なのです。

そのため、これまで両足を曲げて生活していたのが、片足が伸びるようになってしまうのです。その違和感がどれくらい影響してくるのかというのも心配ではあります。

かといって筋力や可動域が回復しないうちに逆側を手術するわけにはいかないのも事実。

様子を見ながら進めていくしかないわけですから、無理をしないようにしながらも着実にトレーニングを進めていけたらいいなと思います。




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