もも上げの目的は太ももを高く上げることではありません!

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あなたは足を速くするためのスプリントドリルでもも上げを行っていますか?もも上げは非常に大事なドリルではありますが、意識を間違えてしまうと全くの逆効果になってしまいます。

何のためにもも上げを行うのか?この意識を明確にしておくことで、より効果的な練習にすることができます。

もも上げをする意味

足を速くするための指導で、太ももを高くあげることを教えられたことはありますよね。でも、太ももをあげることで本当に足が速くなるのだろうかと感じたことはありませんか?

実は太もも高くをあげたからと言って、速く走れるわけではありません。太ももを高くあげることを意識してしまってはいけないんです。


太ももをあげる必要があるけど、もも上げを意識してはいけない?


確かに矛盾しているように感じるかもしれませんね。でも、これは本当で太ももをあげることは副次的なものと理解してください。

では、何のために太ももをあげるのか?


答えは、足を地面に素早く振り下ろすため。地面に最大の力を伝えるためには、

●できるだけ高いところから
●できるだけ速く下ろすこと

が必要になります。そのために太ももを高くあげているんですね。


ウォールドリルをやっていくとわかると思います。高いところから素早く振り下ろすことで、地面に強い力を伝えることができます。

その結果、大きな地面反力を得ることができ、前への推進力へとなるのです。

もも上げではなく、どちらかというともも下げという表現に変えた方がいいんじゃないかと思ってしまいますね。

もも上げを妨げる要因

昨日、ちょうどタイムリーにもスポーツクラウドさんでこちらの記事が載っていましたね。

【足を上げようとするのは逆効果かも!?】最新データから見える足が上がらない要因

こちらの記事ではスプリントコーチの荒川優さんが、6000人以上のデータと約200項目のフィジカルチェックデータをもとに解析してくださっています。

その中では、

①股関節屈曲の柔軟性(腿を上げる動作)
②腸腰筋の機能性(足を後ろから前に引き出す動作)
③大腿前面の柔軟性(膝を曲げる動作)

で、3つとも低い選手の90%、いずれか2つが低い選手の80%が足が上がらないという関係性が見えてきました。

とあります。


結局、ドリルをいかに意識させようとしても、制限因子があるままでドリルをしてもうまくいかないんですよね。

頑張って反復してもそれ以上の可動域を達成することは非常に困難である可能性が高いです。

なので、これらの制限因子を排除するためのエクササイズを行うことで、よりスプリントドリルを効果的なものにしてくれるはずです。

特に股関節周りの可動域を確保するようなダイナミックストレッチや股割り系は必須と言えそうですね。

もも上げに潜んでいる落とし穴

ちょうど今日、中学の野球部に所属している中学生が来店されました。

もともと股関節の調子が悪く、みていく中でスプリントフォームがバラバラなんじゃないかということで、最近スプリントも見るように。

そんな中で、もも上げの話になったわけです。


「太ももをあげようと意識していたら足が遅くなった気がする」


と、盛んに気にしていました。

ここまでお読みになったならわかると思います。それはそうですよね。太ももをあげることを意識してしまっては足が速くなるわけないんですから。

太ももはあげるのではなく、下ろす(足裏で地面を叩く)。

この会話をした後はとても納得した表情で、その後のスプリントドリルではスムーズに走れるようになりました。


ちなみにもも上げを意識しすぎると次のような弊害が出やすくなります。

①膝を高くあげようとするあまり腰が丸まってしまう
②後ろ重心になりやすい
③軸足の膝が曲がってしまう

足を振り下ろせないだけでなく、足を遅くしてしまう要因しか見当たりませんよね。ドリルと呼ばれるものは形だけを真似しても全く意味がありません。

そのドリルを行う目的、獲得したいスキルを明確にしておかないとせっかくの練習が無駄になってしまいます。これは非常にもったいないこと。

形にこだわるのではなく、あくまで目的を意識した上で様々な練習に取り組んでみましょう。

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    投稿者プロフィール

    倉持江弥
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