半月板の再生医療がもの凄い勢いで進歩している

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最近の医療の進歩は目覚しいものがありますね。これまで半月板を損傷した際の治療としては、保存・縫合・切除しかありませんでした。

保存療法を選択した場合でものちのち切除する可能性は高く、縫合の場合は復帰までに時間がかかりすぎる(約4~6ヶ月)、切除すると変形性膝関節症になるリスクが高まるという問題をそれぞれに抱えていました。

半月板を傷つけてしまうと、一生その痛みと付き合わなければいけない。そんな思いを吹き飛ばすべく、半月板の再生医療がもの凄い勢いで進化しているのです。

昨年12月に発表されたコロンビア大学メディカルセンターの3Dプリンターによる膝半月板の再生医療に成功という記事を御覧ください。

3Dプリントしたプラスティックの人工枠組みと特殊なタンパク質増殖シテムを用いて摩耗、損傷した膝半月板を再生させる実験に成功した。プラスティック製の枠組みは1月程度で体内のタンパク質を吸収して本物の半月板になるという。
(記事引用:TechCrunch Japan

すでに羊を用いた動物実験では成功しているとのことで、半月板は4~6週間で再生したようです。機械の進歩が医療を助けているのが凄いですね。

こちらの動画でわかりやすく解説されています。(※英語です)


日本では東京医科歯科大学の再生医療研究センター長である関矢一郎先生が、滑膜(かつまく)という組織の中にある幹細胞を使って修復させようと臨床研究をスタートさせています。

2014年8月~11月にかけて5名の方に対して実施されました。

この手術のすごいところは、
■これまで捨てられていた組織を用いている
■自分の組織を再利用している
という点。

縫合するのが難しく切除するしかないというケースでも幹細胞の効果により再生が期待できるとのこと。他にもiPS細胞から半月板をつくるという研究もされているそうです。

これだけ再生医療が進んでくると、いつの日か『膝が痛い』と訴える方がいなくなるのではないかと期待してしまいますよね。

臨床研究が今後どのように進んでいくか、楽しみです。

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投稿者プロフィール

倉持江弥
東京都府中市のコンディショニングサロンめんてな代表の倉持です。体のゆがみを整えて、楽に動ける体作りをサポートします。

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